乃木坂46で5年、何事にも動じなくなった
――さて話は変わって、田村さんは2018年に乃木坂46に加入し現在5年目。この約5年弱を振り返ってみて、どんな心境ですか?
田村 感覚的には本当に「あっという間だったなぁ」という気持ちです。でも5年目にもなると、昔と比べて環境も変わってきました。後輩が加入し、1・2期生さんがご卒業され、同期からも卒業するメンバーが出てきて。あっという間だったはずなのに、この5年でこんなにもたくさんの変化があったんだと思うと、時の流れって怖いなと思いました。
――田村さん自身は、この5年で自分がどう変わったと思いますか?
田村 少なからず大人になったと思います。仕事への向き合い方や考え方もそうですし、後輩と接しながら「私も先輩になったんだなぁ」と実感する瞬間もあります。そして、何事にも動じなくなりました! もちろん緊張もしますし、不安になることもあるんですけど、経験が増えるのはやっぱり私にとってすごく大きくて。例えば、ライブでも昔は踊ることだけで精いっぱいだったのが、今では「ここではもっとファンの皆さんのほうを見たいな」とか、いろんなことを気にかける余裕も出てきました。
――経験を積み重ねて余裕が出てきたことで、さらにたくさんのことを考えられるようになったんですね。
田村 自分のパフォーマンスをちゃんとやるのはもう大前提。そこにプラスして、例えば誰かがミスをしたらそこを私が埋めようとか、周りを見る力は、この5年でちょっとずつ付いてきたかなと思います。
――では最後に、今後の活動への意気込みを聞かせてください。
田村 この5年でいろんなことを経験してきましたけど、それでもまだ経験したことのないお仕事はいっぱいあります。一つのことだけじゃなくいろんなことができるのがアイドルの良さだと私は思っていて。ライブだけじゃなく女優業だったりバラエティだったり、乃木坂46メンバーがさまざまな場所で活躍しているので、私ももっといろんなことに挑戦したいです。それこそ私は声を褒めていただくことが多いので声のお仕事だったり、この前は舞台にも出させていただき、演技にも興味があります。まだまだ挑戦していきたいと思っています!