みんなに甘えまくってます(笑)
――キャストの皆さんとの仲はいかがですか。
平川 もうすっかり仲良しです。2月の制作発表をきっかけに仲良くなりました。取材で座談会をしたときに、役とは別の話をたくさんして打ち解けることができました。大変な撮影を一緒に乗り越えてからは、チームとしてまとまってきたように感じています。
――平川さんが21歳で最年少、カグラギ・ディボウスキ役の佳久創さんとは10歳以上も年が離れていますが。
平川 年齢差はあまり感じたことがないです。私自身、人見知りしないタイプですし、一番年下で好き勝手やらせてもらって、みんなに甘えまくってます(笑)。
――キャストの皆さん、それぞれで役割分担みたいなのはあるんですか。
平川 それでいうと、私は情報伝達係りかも。「今日のお弁当は〇〇だよー!」とか。みんな撮影中にお腹を空かせていることが多いので、率先してスタッフさんに「今日のお弁当はなんですか?」って聞きに走ってます(笑)。
――めっちゃ気の利く後輩キャラ(笑)。楽しそうな現場なので、1年間のロングランもそのまま突っ走れそうですね。
平川 そうですね。今のところケガもないし、大きな問題もなく。撮影で朝が早い日が続くと少しツラいですが、そんなときは「今日は洗濯いいや! 明日!」って自分に甘くしたり、自分の機嫌を取りつつうまくやっています。
――いちばん大変だなと思うところはどんなところですか。
平川 やはり夏場は衣装がとても暑いので大変というのもありますし、物理的に視界が悪いので、お芝居しているときに周りをきちんと把握して動くように気をつけています。いつも衣装で12センチくらいのヒールを履いているのですが、素面でのアクションの際は危ないのでアクション靴を用意していただいていて。ただ、ヒールが低くなると背丈が変わってしまったり、あまりカッコよく映らないのでヒールでやりたいという気持ちもあり……。
――そこはこだわりですね。濃いキャラだから、日常でも役が抜けなくて困るということはないですか?
平川 気を抜いたら少し目が怖くなってる、とかはあるかもしれないです(笑)。あと、ベースの声が低くなったような気がします。響かせるように自分の中でいい位置を探していたら、もうそこにガチャっと入るようになってしまって(笑)。
――現在、映画『王様戦隊キングオージャー アドベンチャー・ヘブン』が全国公開中です。見どころを教えてください。
平川 王様たちが“死の国”に行き、それぞれ自分の過去や自分自身と向き合うというのが全体のストーリーになっています。リタとしては、テレビシリーズでは見せていないような一面を最初から最後まで全編を通して見せているので、テレビシリーズをずっと楽しんでくださっている方にはより楽しんでいただけるのではないかなと思います。やはり映画館の大画面で敵と戦うシーンは迫力がありますし、そこは見どころの1つですね。大きい画面でぜひ見てほしいです。
――リタの意外な一面、気になります。では最後に、今後チャレンジしてみたい役などがあれば教えてください。
平川 今年で22歳になるので、学生役はやっておきたいなと思っています。髪の毛も黒いのでまだ制服いけるんじゃないかな? と思っています(笑)。また、今回の役がクールでかっこいい役なので、反対に明るくて面白い役なども演じてみたいですね。
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〇映画『仮面ライダーギーツ 4人のエースと黒狐』映画『王様戦隊キングオージャー アドベンチャー・ヘブン』(2本立て)は全国の映画館で公開中!