中学の全国大会で女子選手が活躍

なでしこジャパンが女子W杯で素晴らしいサッカーを見せてくれたのが記憶に新しいですが、中学サッカーで気になる記事を見つけました。

それは中学校の部活の全国大会、いわゆる全中のベスト4に残った、さぬき南中(香川県)の両サイドハーフに関する記事でした。なんと、全国ベスト4のチームの両サイドハーフを務めたのは女子選手だったのです。

昔、とあるU-12の県トレセンの10番が女の子だったのを見て、すごいなぁと思ったのを覚えているのですが(しかも男子には後に名を馳せた選手も多くいた)、身体的にも男女で差が出てくる中学の全国大会で女子が活躍するってすごいことです。

指導者や親御さんもいろいろなことを考えられただろうし、本人たちも愚直な努力だけではない、自分より速い相手、強い相手との戦い方をたくさん工夫してきただろうし、頭が下がりますね。

これがクラブチームの大会だと、全国に出るようなチームは女の子をセレクションで受からせない(というか、つながりのある女子チームを紹介する)と思うので、香川県の公立中学校の部活という環境もあっての得難い経験をしたのだと思います。

年代が上がるとなかなか女子サッカーを続ける環境がない、というのはサッカー界の課題のひとつではありますが、運命的な出会いでこんなことも起こるんだ、と驚きました。

またそれと同時に、彼ら、彼女らのストーリーがこれからもっと素晴らしいものになるといいなぁと願っています。

▲部活だからこそ得られる経験もある   イメージ:: Montkiara / PIXTA

ちなみに、さぬき南中のエースストライカー・安西来起選手は、世代別代表にも入っている世代有数の選手で、すごい下世話な言い方ですけど、柔軟な指導者の方がいたことも含め、本当に奇跡のようなチームです。

安西選手や他の男子選手と、彼女ら女子選手が揃って日の丸を背負う未来が来たら、きっと僕はさぬき南中の話をどこかですることでしょう。

香川県の『黄金のカルテット』

奇跡のような実話でいうと、僕と同じ大学に物語のような経験をした『タツヤ』という後輩がいました。

偶然にもタツヤも香川県の中体連出身でした。タツヤの中学もさぬき南中同様に香川県では屈指の強さで、確か四国大会ぐらいまで勝ち上がったと聞いています。

そのなかでもタツヤを含めた攻撃陣の4人が強力で、当時のジーコジャパンになぞらえて『黄金のカルテット』と呼ばれていたんだとか。

それでも、中学で全国へは行けなかったそうです。そして、カルテットはそれぞれ別の高校に進学してバラバラになりました。彼らはそれぞれの学校で努力をし、ついに再会したのが高校3年時の全国高校選手権香川県予選のベスト4でした。

黄金のカルテットと呼ばれた4人全員が、レギュラーとして勝ち残るどころか、全員がそれぞれの学校の10番をつけて、ベスト4で激突したのです。

そのエピソード、カッコ良すぎ。主人公じゃん。

そして、そのなかで勝ち上がって全国の切符を掴み取った香川西高校の10番である福家勇輝選手は、地元のプロサッカーチーム・カマタマーレ讃岐に入団しプロになったのです。

サッカーをやっていると、たまにこういう漫画のようなストーリーに出会うことになるのですが、酒の肴にはたまらないですね。タツヤの話なんてどこにも記事になってないので、僕以外に広める人いないですから。