絶望の中で強烈に光り輝く若き2つの一等星!

常勝軍団のヤンキースですが、本記事執筆時点(9月4日早朝)で68勝69敗とア・リーグ東地区最下位。さらにプレイオフ進出も絶望的という、1992年以来の屈辱を喫しそうな危機的状況となっています。

それでも9月に入ってからいきなり面白い野球を披露して、わがままなヤンキースファンを大喜びさせました。その要因は何か? ズバリ、全世界の野球ファンが必ず一度は唱える「若手を上で使えよ」に全振りをしたためです!

1B レメイヒュー
RF ジャッジ
SS ボルピ(ルーキー)
DH スタントン
CF ドミンゲス(ルーキー)
3B IKF
C ウェルズ(ルーキー)
LF ペレイラ(ルーキー)
2B ペラザ(ルーキー)
P ロドン

ご覧のとおり、スタメン野手9人のうち5人もの新人を起用。ショートのアンソニー・ボルピ選手は、当時21歳という若さで開幕スタメンを勝ち取ったスーパールーキー。ここまで1試合の休養以外は全出場を果たし、20ホームラン20盗塁を達成したり、ゴールドグラブ有力とされるレベルの守備を魅せたりと大活躍中です。

一方、その他4人もヤンキースが誇るトップ・プロスペクトで、特に期待が大きいジェイソン・ドミンゲス選手とオースティン・ウェルズ選手は、9月1日に初昇格を果たしたばかり。この2人は数年前から極上の有望株として大きな期待を寄せられており、ようやく育成の成果が出はじめました。ここからは、ヤンキースの未来として唱えられた彼らを詳しく紹介していきましょう。