私が免許を取れなかったのは、あのせいだった
私の受験番号は「114」。
試験が終了したときに落ちたことを確信していた私は、合否が発表される待合室で、今日から宿泊するであろうビジホの検索を始めていました。
そうこうするうちに合格発表が始まり目の前の掲示板に、1人目の合格者の番号が表示。どんどん受験番号の数字が大きくなって私の番号が近づいてくる。
「114」
「えっ??」
まったく予想していなかった奇跡の出来事。
「やった〜〜〜〜!!!!!!!!!!」
待合室に響き渡るくらいでっかい声で叫んでしまった。だって、まさかまさかの一発合格ですから!!
その日、寝坊した私はすっぴん&パジャマだったけど、そんなことはもうどうでもいい! そのままの姿で、免許証用の写真撮影に。
試験官のお兄さんも「良かったですね!」と声を掛けてくれる。
そして、受付のお姉さんにも合格したことを報告しに行くと「良かったわね。ほら、私の言ったとおりでしょ?」と。
えっ、もしかして見えない力が働いて私を合格させてくれたの??
って、そんなわけないよね?
とにかく、受講開始から約1年半、遂に運転免許証をゲットしたのでした!
もちろん、その日の夜から運転開始。免許を持っている友達たちを後ろに乗っけて、お台場までドライブ!
免許を取る前から、すでにマイカーは購入していました。というのも、車を買ってしまえば、意地でも免許を取らなきゃいけない状況になるから。まさかこんなに苦労するとは思っていかなかったけど(汗)。
あんまり車のことは詳しくはないけれど、私が乗りたかったのは、背が高いハマーより大きい車か、背が低いビタビタのスポーツカーのどちらか。てか、車選びの基準が湘南ボーイかっていうね(笑)。
いろいろな候補があったなかで、最終的に選んだのが全長6メートルもある、アメ車のピックアップトラック。
大きいから高速道路はへっちゃらだけど、新宿や六本木とか都内の狭い道はやっぱり怖い。だけど、なぜか私って駐車だけはめちゃくちゃ上手いんですよ。自宅の駐車場も狭くて、高級車が多いから絶対にぶつけられない状況だけど、いつも一発で駐車できちゃうんです。これって、才能じゃない?
あと、車内で掛ける音楽によって、運転の仕方に影響が出ちゃうのもわかった。とにかく、Jin Doggとかヒップホップ系は気分もイケイケになって運転が危なくなることがわかってきた。だから、運転中はもっぱらRADWIMPSさん、福山雅治さん、ジブリとか優しい系を流すようにしています。
免許取り立ての頃は「BABIの運転なんて信用できねー」と言って乗車拒否を続けてきた、ゆきよ。今では、ちゃんと乗ってくれるようになりました。
とにかく、長かった運転免許証取得までの道のり。
今こうして運転できるようになって、なぜこんなにも合格できなかったのかわかってきました。それは、運転技術の問題じゃなく、当たり前なんだけど標識や交通ルールなど憶えることがたくさんあるってこと。
そういうことが苦手な私は、やっぱりそもそも記憶力に問題があるんだと思う。
なぜか、大事なときに限っていろいろなことを憶えていられなくなる。
そして、その原因をあらためて考えてみたんです。
で、間違いなく言えるのは、それってやっぱり山田のせい(#8の『全部、山田のせい』をご覧ください)なんだよね!(マジで)。