「頑張る」ではなく「楽しむ」感覚を身につける
まずは、仕事は頑張るのではなく、楽しむ、という感覚を自分自身に芽生えさせてください。
現状で仕事ができる・できないは、気にすることではありません。課題を設定し、自分の頭で考えて行動を起こせるようになれば、できる人に変われるからです。
たとえ与えられたことであっても、自分で課題を設定し進むと、仕事がゲームのような感覚になります。そうすると、面白くなっていくのです。
主体的になると、いろんなことに積極的に向かえますし、失敗も解決策のための材料だと思えるようになります。自己評価を下げることなく、目標達成まで進むこともできます。
自分なりの課題を設定する人は、仕事が楽しくなり、やる気が高まります。最後までモチベーションが続くのです。そういう人は、どんな環境にいたとしても、結果を出します。
私は毎年、昇進選考の仕事を担当しますが、「こうしてみよう」と自発的な考えを持っている人ほど評価が高い傾向があります。自分なりに課題を設定し、それを解決するためのアクションプランを用意する。
こういう人は、仕事が楽しくなって、結果を出します。そして、新しい仕事が舞い込んできて、さらに結果を出すのです。そうなると、自然と意思決定の機会も多くなるので、会社は権限を持つ役職を与えないわけにはいかなくなります。
自主的に歩む人ほど、仕事の質も上がり、満足いくキャリアを得ていくのです。主体的に動けていないと、いろいろ考えても決定打が思い浮かびません。時間だけが経って、結果を得られません。
社内外の人間関係も、仕事の質も、キャリア形成も、自分主体で動ける人ほど、悩まずにうまくいきます。仕事を面白くするには、自分の課題を設定し、具体的なアクションを考えることこそ必要なのです。