9月18日に放送された『10万円でできるかな』(テレビ朝日)のコーナー「10分でできるかな?」に、穀物の7大プロフェッショナル資格を持つ女性米屋の澁谷梨絵さんが専門家として出演。Kis-My-Ft2の玉森裕太に生米の状態から10分以内でお米を炊き上げるコツを伝授した。

お米を早く炊き上げる裏技を伝授した澁谷さんは、びっくりするほど味が違う炊き方の極意や、古いお米も美味しくなる裏技など記した著書も発売している、5ツ星お米マイスターだ。

お米を時短で炊き上げる2つのアイテム

10分お米チャレンジに挑戦するKis-My-Ft2の玉森のサポートとして登場したのが、お米を見ただけで、どの品種かわかる「お米マイスター」の澁谷梨絵さん、科学する料理研究家として有名なさわけんさんの二人。

そんな二人でも、生米からお米を10分で炊くことはかなり難しいと話す。

スタジオのサンドウィッチマン伊達が「お米を10分で炊くのは無理だと思う方!?」と聞くと、スタジオにいるほとんどが手を挙げるという結果になった。

かなり難しい挑戦のようだが、いったいどんな方法で10分でお米を炊くのだろうか。

そこで、サポーター二人が考え出したのが、次の二つのアイテムを使った方法。

炊飯器でお米を炊くとなると、最低でも約30分ほどはかかってしまう。そこで登場するのが、なんとフライパン。澁谷さんいわく、薄く、そして熱伝導がいいため、短時間で加熱ができるということだそうだ。

次にさわけんさんが紹介したのが、驚きのアイテム「粉ゼラチン」。スタジオからも驚きの声が漏れた。

キスマイ玉森が炊き上げたお米のクオリティは?

いよいよ挑戦スタート。スタッフに「自信は?」と聞かれた玉森は「あるね、めちゃくちゃある」と威勢よく答えた。

まずは、無洗米を使い時間短縮。そしてテキパキと水を計り、米と水をいっしょにフライパンへ。そして、ここで粉ゼラチンとサラダ油を投入する。粉ゼラチンは、お米の吸水を助け、もっちり食感にする効果があり、サラダ油は米粒をコーティングすることで米同士が離れ蒸気が回りやすくなるようにしてくれるのだそうだ。

つぎに、蒸気と熱が逃げにくくするため、フライパンのふた全体をアルミホイルで包む。

ふたをしたら強火であたため、沸騰を待つ。沸騰したら弱火にし、そこから7分間炊く。

今回は、お米が炊き上がるのを待つあいだに、ごはんに合う「のりの佃煮」づくりにも挑戦するようだ。のりの佃煮というと、調理に手間のかかるイメージがあるが、澁谷さんによると、たったひとつの調味料で作れるらしい。

その調味料とは「めんつゆ」。

水にめんつゆ大さじ3杯を入れ、細かくのりをちぎって入れていく。そして、強火で水分が飛ぶまで煮詰めていき、最後にごま油を数滴入れれば、のりの佃煮が完成するのだ。

▲ごはんにぴったりな「のりの佃煮」 イメージ:ささざわ / PIXTA

さて、お米には最後に「蒸らす」工程が必要になるが、蒸らしに入る合図として、お米の音が「フツフツ」から「パチパチ」になったタイミングがちょうどいいそう。

火を止めたら、最後1分はお米を蒸らして完成。

いざ、ふたを開けるとキラキラとしたおいしそうなお米が。味にも期待がかかるが、実食した玉森は「めっちゃ硬い!」とコメント。スタジオからは「なんだよ!(笑)」とツッコミが入り、サポーター二人も微妙な表情。1回目のチャレンジは失敗となった。

2回目のチャレンジは、お米をざるで洗い傷つけて吸水を早くしようと試みたが、変わらず硬い米になってしまい、あえなく失敗。

では、お米は最短何分で炊けるのだろうか。

追加検証したところ、なんと12分で芯が柔らかくなり、おいしく炊き上がるそう。10分にはいたらなかったが、時短としては十分すぎるほどの結果となった。

スタジオでもサンドウィッチマンらが実食し、おいしく炊けていることを証明。「これが12分でできるなんて」とスタジオメンバーも驚き、ひと口食べた伊達は「これくらいの硬さが一番好き」とコメント。お茶碗を一気にかきこんだ富澤を見て、伊達が「わんぱくだな」とツッコみ、スタジオは笑いに包まれた。