おはぎにイタズラをしかけてみたら…
まず、おはぎに水を近づけてみようと思いました。
猫は水が嫌いな子が多いですが、おはぎの場合はダンボールなので『水に濡れる=死』です。
僕はおはぎを風呂場に連れて行こうと思いましたが、もし落として濡れて本当に死んでしまったら……イタズラの範疇を超えたらシャレにならないので、テレビに水の動画を流して、それをおはぎに見せることにしました。
おはぎの顔を見てみましょう!
変化ないですね。
やっぱり動画だからかな?
いや、そもそもおはぎは生まれてから水を触ったことがないので、水の恐怖を知らないんだと思います。
だから、水の動画を見せながら話しかけることにしました。
「おはぎ〜! 水やで? 水! たくさんあるね! この中におはぎ入ったら死んじゃうで!」
やはり何の変化もないですね。普段のおはぎの顔です。
あ、ちょっと待ってください。
そもそも狙いが外れてますね。
水を見せて怒りはしないか。
どっちかと言えば、怖がらせてるから怯えた表情になるのか。
そうか。
怒りはしないか。
………すみません。
今、俺は何をしてるんですかね?
冷静になってしまうと、泣いてしまってその涙でおはぎにダメージを与えてしまいそうなので、自分がしている行動を深く考えないようにしました。
次いこ次!
怒らせたい!
とにかく、おはぎを怒らせたい!!
おはぎを怒らせるにはどうするべきか考えました。
おはぎに高い高いをしてみました。
身動きの取れない赤ちゃんを空中に放り投げて、落とすかもしれないってリスクを背負い、無事にキャッチすることで「セーフ」とスリルを味わうあれです。
まぁ、これも怒るというか怖がらせることになるのかもしれませんが、怖かったあとに怒るかもしれないので、やってみることにしました。
おはぎはダンボールなのでキャッチに失敗したら、ダンボールが凹み怪我します。
もし、失敗しても大丈夫なように下にクッションを敷いて、おはぎを高い高いしてみます。
カメラは固定して連写で撮影します。
低すぎましたね。
思い切って本気の高い高いしましょう。
かなり高く飛ばしました!
これはさすがに怒ってるかもしれません。
顔を見てみましょう。
別に怒ってないですね。
おはぎは心の広い猫なのかも知れません。
そもそも、おはぎ(の顔のモデル)はエキゾチックショートヘアって種類の猫です。
エキゾは性格が温厚で甘えん坊って聞いたことがあるので、その性格を受け継いだ可能性があります。
おはぎ、ごめんね。
イタズラはこの辺りにしといて、おはぎを家族の元へ返すことにしました。
あれ?
おはぎ、よく見たら………
怒ってた!!!!
表情はそのままですが、完全に怒ってます。
こうやって怒るタイプが一番怖いです。
普段怒らない人が怒ったとき、めちゃくちゃ怖いアレです。
機嫌を取るために、ダンボールで作ったCIAOちゅ〜る的なのをあげて機嫌を直してもらいました 。
ごめんよ。おはぎ。
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