2023年11月22日、神奈川県横浜市にある関東学院大学 横浜・関内キャンパスB1Fのブック&カフェ「BACON Books & cafe」で、プロレスラー・鈴木みのる氏と元プロ野球選手・愛甲猛氏のトークショーが開催された。MCにはプロレス・格闘技ライターの堀江ガンツ氏。掲載NGの過激な話が盛りだくさんのイベントになった。

今なお語られる横浜高校の伝説

今回のイベントは、2023年6月に発売された書籍『俺のダチ。』(鈴木みのる / 小社刊)の増刷を記念して開催された。鈴木みのるの人生を変えた12名のダチとの対談集になっているのだが、そこに登場しているのが愛甲猛氏なのである。

神奈川県の名門・横浜高校と聞けば、愛甲猛、鈴木みのる、松坂大輔といった面々の名前がすぐ浮かぶことだろう。愛甲氏の人気もまた凄まじいものがあった。彼が1年生と3年生のときに夏の甲子園に出場。3年時にはエースとしてチームを優勝に導き、元祖“甲子園のアイドル”として、注目の的だった。

その後、ドラフト1位で指名され、ロッテに入団。野手へ転向し、535試合連続フルイニング出場という当時のパ・リーグ記録を打ち立てるなど、プロの世界でも活躍したレジェンドだ。

そんな愛甲氏と、今なおプロレスのリングで強烈に輝き続ける鈴木みのるが、母校がある横浜でのイベントということで、“横浜アウトロー対談”と銘打ってトークショーが開かれた。

▲拍手で迎えてくれたお客さんに応える二人

平日の夜にもかかわらず、二人をひと目みようと会場には、プロレスファン、野球ファンが数多く集まった。

ちなみに、会場名からもわかるとおり、カフェが併設された書店ということで、シェフが腕を振るうディナーを食べながら、二人の話を聞けるという贅沢な内容。この日だけのスペシャルメニューとして、「ポークピカタ」があったのだが、その理由は横浜高校野球部の寮の食事で出されていた料理だから。しかし、愛甲氏に聞くと「えー、そうだったかなぁ……」と覚えていない様子。

▲高校時代の記憶に「ポークピカタ」はなかったようだ

横浜高校野球部のエースとして甲子園優勝を成し遂げた愛甲氏。当時、優勝を記念して横浜駅でパレードが行なわれたのだが、そこに小学6年生だった鈴木みのる少年がいて、愛甲氏をはじめとした当時の選手たちを見ていたとのこと。そんな二人が時を経てトークショーに登壇する、そんなエモい話も飛び出した。

▲愛甲が甲子園優勝を果たしたときのパレードに参列したと語る鈴木みのる

その後は、二人の出身校である横浜高校で起きた“あの事件”や“こんな事件”など掲載NGの話が次々と出てくる。参加者限定のトークショーだったので詳細は伝えられないのだが、野球部のエースとして活躍して甲子園で優勝した愛甲猛、レスリング部に所属し国体2位という素晴らしい成績をのこした鈴木みのる、この二人だからこそ……! という話が語られた。

▲その場限りの爆弾話も飛び出していた

参加したお客さんは飲食を楽しみながら、トークに耳を傾けているのだが、二人の口から出てくる横浜高校伝説や、過激な話(下ネタ含む)の数々に会場が盛り上がらないわけもなく、誰もが時間の経過を忘れてしまううちにトークショーは終了。

トークショー終了後には、参加者との3ショット撮影タイム。横浜高校のWスターとの記念撮影を楽しんだ。

▲来場してくれたお客さんと3ショット撮影

イベント終了後、二人はそれぞれSNSを更新。

横浜高校出身の二人が、横浜の夜を熱くさせるトークショーとなった。

イベントの翌日、鈴木みのるは横浜武道館で行われた新日本プロレス主催の試合に出場。ますます凄みを増したストロング・スタイルで会場を沸かせる。ちなみに、トークショーではアルコールを口にはせず、トップアスリートのコンディションづくりを垣間見せてくれた。

一方の愛甲氏も、これまた横浜高校の可愛い後輩である筒香嘉智選手と、横浜の練習施設で偶然にも対面。来季の去就が注目される筒香選手の近況とあって、自身のX(旧ツイッター)による発信は一気に拡散。あらためてスターとしての引力を見せつける出来事だったと言えるだろう。

今後も「鈴木みのるのダチ。」たちの活躍から目が離せない!