最短2日で現金ゲットのお手軽感
続いて②のクエストボーナスについて説明したいと思います。
こちらは一定基準の配達回数をこなすとボーナスがもらえるシステムです。毎週月曜日から木曜日の4日間で規定回数をクリアするともらえる「平日クエスト」と、金曜日から日曜日の3日間でクリアするともらえる「週末クエスト」、そして雨の日などの注文が特に増えそうな日に突然現れる「緊急クエスト」があります。緊急クエストは特別なインセンティブで、4時間半で12 回運ぶとボーナスがもらえるような仕様です。
ちなみに、平日クエストなどのネーミングも私が勝手につけたものですので、ググってみても他では別の表現がされている可能性があります。
平日クエストと週末クエストで指定される回数や金額は、これまでの配達実績によって変動します。私の場合、年末年始は金欠でバリバリ配達していたので週末クエストは100回運べば1万9500円のボーナスとなっていましたが、現在は30回運べば3300円のボーナスとなっています。
ここまでごちゃごちゃとシステム内容について書いてきましたが、ざっくり言うと、朝8時から夜10時か11時ぐらいまで働くと、東京都内の自転車配達員の場合1日平均1万5000円〜2万円稼げます。もちろん、クエストボーナスを達成した場合の数字です。
クエストを達成した場合、時給で計算すると1300円程度になるものの、達成できないと時給1000円を割る可能性もあります。その上、雨の日に配達を行うと事故のリスクは当然高くなるので、稼ぐ手段としては思ったほどおいしくないものですが、都内ではこの1、2年で配達員の姿をよくみるようになりました。
その理由は簡単です。
なぜ、朝から晩まで自転車を漕ぎっぱなしで最大2万円の報酬という肉体労働をする人が増えているのか……それは、金払いの良さにあると思います。
事故の保障の問題や、一方的な配達料金の切り下げなどで一時期ニュースにも取り上げられたUber Eatsですが、日本でのサービス開始時からしっかりしているのが金払いの良さです。
配達員への支払いは週払いで、毎週月曜日から日曜日まで働いた分の報酬が翌週の水曜日には支払われます(年末年始やゴールデンウイークを除く)。早い時は火曜日、遅くても木曜日には銀行口座にお金が振り込まれています。
なので、お金に困って大ピンチの時、自転車で漕ぎまくればすぐにお金が入ってくるのです。もしかしたら、ダイエットになるかもしれません。
日曜日に働いた分が水曜日に入ってくる。しかもバイトのようなシフト制でなく「稼がなければ」と思ってアプリを立ち上げたらすぐに働ける。この手軽さと金払いが配達員にとって大きな魅力なのではないでしょうか。
かくいう私も2019年末はUber Eatsに大変助けらたひとりです。12月に実家の親から「親戚の子供がお年玉を期待しているから、帰ってきた時はちゃんとあげなさいよ!」と釘を刺されたものの財布の中も口座もスッカラカン。クリスマス前の1週間、配達しまくってなんとか急場をしのぎました……。
なんか寂しい話になってしまいましたが、最短2日で2万円を稼げるメリットは計り知れないですよね。ゲーム感覚で副収入を稼いでみてもいいかもしれませんね。