群馬県で激かわ! カメさんパンと出会う

実際お店で売ってるどうぶつパン、やっぱり見てみたい! なので地元でなく東京から群馬まで捜索の範囲を広げました(インドア派限界値)。その中で見つけましたぞ!!!

そこは美しい山裾の街、群馬県桐生市にある「ベーカリードルフベッカー」。

▲お店の看板の文字も当時流行った感じでレトロおしゃれ

建物もまた80’sぽくて激可愛いお店屋さん。レトロで素敵な街並みの桐生天満宮へ行く道の途中にあります。

▲街のパン屋さんには珍しくプレッツェルもある~!

朝9時ですが、もう既においしそうなパンがてんこ盛り!

▲さっそく私が1匹取りました

その奥にいました!!! カメさんパン!!!

▲カンペキなフォルムのカメ

うひ~!!! 嚙んだらはじけそうな程のテッカテカのぷっくぷく!!!!! 流石プロです。では早速いただきます~!

▲中身は良い色のカスタードクリーム

他のどうぶつパンは生地が柔らかめで歯でちぎって食べるという感じですが、この生地は噛んで食べ、歯ごたえが楽しい感じに。中もとろーりしたカスタードクリーム! 美味しい~!

こんな美味しくてカワイイどうぶつパン、いつも食べたい!!(現地まで車で片道1時間)

レトロなどうぶつパン減少の真実

今回は他にもお店を周りましたがどこも紹介はNG。その中の1件のお店の方から「お客さんが多く来られても対応しきれない」とのこと。

どうやら昔ながらのどうぶつパンを作られているお店は先にも書いたとおり昭和40~50年にお店を出されている方が多く、お年を召したり、街の小さなお店だったりでキャパも限られており、取材はなかなか難しいのです。

そうか~そういうことがあったのか~……と、しみじみしながらその中の1件のお店の美味しそうな「主題歌を歌うと高確率で涙してしまう番組のヒーローパン」を買って割ってみると……

ん???? チョコクリーム!!!?? あんじゃないの? パンマンなのに!!??

そうなのです、どうぶつパン自体がお子様向けなので大抵ちびっ子に大人気のチョコクリームかタスタードクリーム、あんこはむしろ稀……。妹はアイスもチョコアイスにする位のチョコ好きだから、うさぎも「顔を人に分け与えるタイプのヒーローパン」も食べていたようです。目の前で食べていたけど中身を忘れていて、今自分が手にしてやっと気づくとは。

そんな懐かしい思い出もあれこれ甦るどうぶつパン。今も何処かの街で私たちを待っています。見かけたら、そっと優しくトングで掴んであげて下さい……。

▲くm……いや うさぎ? の会心の自作どうぶつパン

◯ベーカリードルフベッカー