ザ・リベンジ! どうぶつパン!

とにかく作り直します! ポリッポリッ……改めて材料はこちら!

「どうぶつパン(おいしいクリーム入り)」

パン生地

材料:強力粉/薄力粉/ドライイースト/卵/バター/牛乳/砂糖/塩

カスタードクリーム
材料:牛乳/卵/薄力粉/砂糖/チョコレート/リキュール(ラム酒)

飾り
材料:ドレインチェリー(赤)/アンゼリカ/レーズン/ごま(白、黒)

本文の記載名は「アニマルパン」。実はまだまだどうぶつパン黎明期のこの時代は本によっては名前が「アニマルパン」「コミックパン」「ファンシーなパン」などなど表記がバラバラで曖昧。生地も本指定はロールパンですが、他の本ではブリオッシュ生地のものもあります。

▲イースト菌の独特な香り

強力粉、薄力粉、卵、牛乳、塩、バター、ドライイーストを入れ混ぜる。

本文ではドライイーストは予備発酵が必要ですが、現在の街のスーパーでは「予備発酵不要」のドライイーストばかりなので、そこは現代に合わせます。

▲10分こねるとかかなり大変

そしてモチ肌になるまでこね、一次発酵します。

この発酵の隙に中身のカスタードクリームを作ります。実は「おいしいパンを焼きましょう」を含め、昭和全般のどうぶつパンのレシピには中身が入っていないのです。

どうぶつパンが本に載り始めたのが昭和50年前後、全国のパン屋さんにどうぶつパンが並びはじめたのがその4~5年後なのでお店のどうぶつパンは最初はこういう本などからヒントを得て作ったのかもしれません。

燃え尽きろ! カスタードクリーム作り

なのでカスタードクリームの作り方はこちらの本を参考にしました!

▲「楽しい手づくりお菓子」昭和52年 主婦の友社発行 ※著者私物

結局この本のカスタードクリームに戻ってしまいます。

カスタード……実はカスタードクリーム作り、瞬間勝負なんでかなり苦手です。仕方がない、背に腹は代えられないのでアレを出すか……。

▲いにしえのアレ登場。

この取っ手の取れた雪平鍋、何故かこれで作ると上手くいく気がします。(前回の1回目は別の鍋で失敗した)なのでいきますぞ!! 砂糖と小麦粉をふるったボールに牛乳を入れ火にかけ、ひたすらかき混ぜます。

▲ぼやっとしてると焦げるウウウ~!!!

ジャカジャカジャカジャカ!! はうああああ!!!!! ぐおおおおおおお!!!! 死ぬ気でかき混ぜろ~! 腕がもげる~~! ぐひ~~! ぜえぜえ……ふうふう……なんとなく固まった……。

あとはチョコクリームです。ヒントを得たのはこちら。

▲「パンとお菓子の事典」昭和53年世界文化社発行 ※著者私物

この本に「チョコクリームはカスタードクリームにチョコレートを入れる」と書いてあります。

え? 「カスタードクリーム+チョコレート?」よくよく思うと以前からチョコクリームってどう作るの? と思ってましたが、確かにほのかにカスタードの味!

▲チョコレートの良い香り。

早速カスタードクリームの方には香りつけのリキュール、チョコクリームの方には割ったチョコを入れます。出来立てほっかほかなので気持ち良いほどチョコがカスタードにみるみる溶けていく~!