メッシとディ・マリア 2人の旅は最高の結果となる!
メッシとディ・マリアの物語はまだ終わっていませんでした。先日コパ・アメリカ2024の舞台に2人は再び並び立ったのです。
メッシ中心のアルゼンチンはまたも勝ち上がり、36歳のディ・マリアも老獪かつ、メッシの分までハードワークを頑張ります。
ディ・マリアは一足先にこの大会を最後に代表からの引退を表明しており、メッシは
「最後まで彼とのプレーを楽しみたい」
そうコメントしていました。最愛の相棒という感じがします。
しかし、決勝戦。メッシは足首を捻挫すると腫れ上がった足首でプレーした結果、筋肉にもトラブルを起こし、負傷退場することになりました。
ベンチで顔をくしゃくしゃにして涙を流すメッシ。メッシのこんな姿は記憶にありません。途中でピッチを去る悔しさ。もっとこの試合をやりたかった。僕にはそういう涙に見えました。
そして、アルゼンチンは形を変えます。メッシがいたポジションに入ったのはディ・マリアでした。メッシが抜けて、ずっと王様を支えてきたディ・マリアが王様として若手に支えられながら、攻撃の全権を担う立場になったのです!!
彼もまた若手の憧れ。彼のために、そしてメッシのために、みんながボロボロになりながら守備に奮闘します!!
そして、アルゼンチンは延長戦でついに決勝ゴール!!
ディ・マリアは万雷の拍手の中代表のピッチを去りました!!
メッシ、ディ・マリアと渡ったキャプテンマークを託されたのはディ・マリアに変わって投入されたオタメンディ。彼もまた2人とともに代表を長年支えた大ベテランです。
オタメンディが試合を終わらせるとメッシの目にもう涙はなく、笑顔で表彰式に向かいました。
そして、この日、メッシはトロフィーを1人では受け取りませんでした。オタメンディとディ・マリアに声をかけて3人で受け取ったのです。
メッシのW杯獲得ほどエモーショナルじゃないかもしれない。でも、ディ・マリアらしい渋くてカッコいい最後でした。
いや、まだキャリアの転機となったベンフィカでのプレーが残っていますね。最後にもう一華咲かせてください!!