1月31日(金)22:30よりCS放送「映画・チャンネルNECO」で、お笑い芸人、ケビンス(仁木恭平、山口コンボイ)の90分冠特番『ケビンスの取扱説明書』が放送される。

結成わずか1年でM-1グランプリ準決勝に進出し、ライブシーンで注目を集める彼らの冠特番。収録を終えた二人に意気込みを聞いた。

▲ケビンス(仁木恭平、山口コンボイ)【ニュースクランチインタビュー】

追い込まれたコンボイを見てほしい

――「ケビンスの取扱説明書」を収録してみて、手応えはいかがでしたか?

仁木恭平(以下、仁木):最初にお話をいただいた時に、“やりたい事をやっていいですよ”という事だったので、色々案を出させていただきました。僕がずっと思ってることで、コンボイが普段楽屋とかでアグレッシブじゃないんですよ。

――意外とそうなんですね。

仁木:そう、意外に見られがちなんですけど、そうなんです。だから普段から楽屋の中心にコンボイがいるような、例えば、よく知らない先輩でも、失礼ボケができるようなコンボイになってほしいな、と思って、シチュエーションとか色々企画を考えました。

山口コンボイ​(以下、コンボイ):僕は降りてくるものを全て受け止める、という感じでした。

――(笑)では、企画内容とかも一切聞くことなく?

コンボイ:そうですね、ただ、1日がかりのロケだっていうのと、なんとなく“少林寺拳法をやるらしい”という噂は聞いていたので、とにかく体調を整えました。基本的に、いつもやっている企画ライブでも仁木くんが考えてくれる面白い事を一生懸命やるだけなので、その延長線上でしたね。

 

――企画を考えるにあたり、参考にしたものとかはあるんですか?

仁木:意識していたわけじゃないですけど、振り返るとその要素があるかな、と思ったのは、バナナマンさんとバカリズムさんがやってた『そんなバカなマン』。この番組で、設楽さんとバカリズムさんが日村さんをイヤホンで操作して、女性ゲストとロケをする「パシフィック・ヒム」って企画があったんですけど、すごく好きだったんです。あの企画はもちろんお二人が出す指示も面白いんですけど、日村さんはそれをいつも超えてくるんですよね。それが凄いな、生粋のコメディアンだな、とずっと思っていて。

――なるほど、凄くわかります。仁木さんが日村さんの凄さを語るのを聞いて、コンボイさんは「俺だって!」という気持ちにはならないんですか?

コンボイ:なりませんね!

仁木:……コンボイは、80%の確率で2択を間違えるんですよ(笑)。

――あははははは!(笑)

仁木:普通、2択だから50%だと思うじゃないですか、これが80%なんですよ。

コンボイ:あはははは! ただ、ロケの時は、プライドを捨てて、言われたことをすぐに実行できるようにしました。

 

――1日がかりのロケで、色々、仁木さんもイメージされて収録に臨んだと思うんですが、嬉しい誤算などはありましたか?

仁木:ぜひ放送を見ていただきたいんですけど、少林寺拳法ですかね。痛い! ってリアクションをしないといけないんですけど、あまりの痛さにリアクションできなくて、内臓が全部ひっくり返ったんじゃないか、っていう瞬間があったんです。

コンボイ:しかも収録の序盤ですからね。

仁木:なかなか人間の死にそうな顔って見られないと思うんで、それは見ていただきたいな、と思いますし、後半にドッキリもあるんですけど、全体的にあそこまで追い込まれたコンボイってなかなか見られないと思うので、そこも注目です。

コンボイ:仁木くんが僕のやることに笑うことって、ネタではないじゃないですか。でも、イヤホンつけて、仁木くんの指示で動いていたら、リアルタイムで耳に仁木くんの笑い声が入るんですよ、それが凄く新鮮で、“俺で笑ってくれてる!”と思って、嬉しかったですね。

仁木:この番組をやらせてもらって、この表現が正しいかわからないんですけど、クリスマスに親にめっちゃ楽しいおもちゃを買ってもらったみたいな、そんな嬉しさがありました。