齋藤飛鳥さんを見て“ヤバい!”って

ーー好きなように演じてみて、監督の最初の反応は?

桜田 大爆笑してくれました! なので、「あ、これでいいんだな」って思って、その感じでやっていきましたね。

ーー乃木坂46の齋藤さん、山下さん、梅澤さんと初共演してみての感想は?

桜田 もう、ものすごくきれいです! 〔映画『ホットギミック ガールミーツボーイ』で共演した同グループの堀〕未央奈ちゃんもそうでしたけど、存在感があって、どこにいてもわかる。個々でもそうなのに、3人が揃うとさらに存在感があって、カッコよかったです。あと、監督とディスカッションしている場面をよく見ましたね。キャラクターを忠実に再現しようとしていたし、実際、再現しているなって感じました。

ーーそれぞれの印象も教えて下さい。山下さんはどんな方でしたか?

桜田 美月ちゃんとは以前、ドラマ『神酒クリニック』で共演させてもらったことがあったので、一番お話をすることが多かったです。他愛もないことしか話してないですけど(笑)。オープンな性格で、誰にでもフレンドリーに話せる方で。すごく接しやすい雰囲気を出して下さいます。いつもニコニコしていて、現場が楽しそうでした。

ーー梅澤美波さんは?

桜田 梅澤さんもすごくきれいな方で!  背も高いですし、でも落ち着いた空気感がすごくあって、変に緊張したりせず、リラックスして一緒にいれたような気がします。あと、梅澤さんを見ていて大変だなと思ったのが、先輩である齋藤(飛鳥)さんのことを(劇中で)叩かなきゃいけなかったので「すみません、すみません」って言いながら叩いていました(笑)。

ーー齋藤さんはどうでしょう?

桜田 齋藤さんは、なんて言うんだろう……やっぱり、この人が“主演”だなっていう感じがしました。役としてもそうですし、ご本人としても現場を引っ張ってくれたなっていう感じがしました。齋藤さんがいるだけで、現場が締まるというか。現場に入って来ると「よし、やるぞ!」みたいな感じになっていたので、本当にすごく頼りになりましたね。

ーー桜田さんと齋藤さんは、顔の小ささがハンパない2人ですね!

桜田 いやいやいや、私なんか全然。齋藤さんの顔はめちゃめちゃ小さいです! 帽子とカツラを(役の設定で常に)被っていたんですけど、それでより顔の小ささが際立っていましたね。

ーーそうは言っても、自分も小さいっていう意識はあるんじゃないですか?

桜田 いやいや、ないです、ないです! 生きている中で自分の顔が小さいって思ったことないので。だから、齋藤さんを見て“ヤバい!”と思いましたもん。顔は小さいし、肌もすごくきれいでしたし、いい香りもするし、素敵な女性でした。

ーーここでひよりさんのプライベートのお話も。この4月で高校3年生になりました。

桜田 早いですね。高校3年生って“LJK〔=LAST JK〕”って言うじゃないですか。だから、なんとしてもこの1年は高校生活を楽しみたいなって思っていますね。とは言っても、お家にいるのが大好きで。いつも休日は飼っている犬と遊ぶか、映画とか漫画とかアニメを見るか、音楽を聴くか、ゴロゴロするか寝るかしています(笑)。自分から友達を誘って出かけるっていうことはほとんどなくて。誘えないというか、どう誘っていいのかわからないから、誘わないです(笑)。なので、誘われたら出かけるっていう感じですね。

ーー最近は家の中で過ごす時間も多くなってきているかと思います。特に楽しみなのは?

桜田 最近は『ブラッククローバー』っていう漫画を集めていて。ファンタジーとかアクションものの漫画が好きなんですけど、これもそのジャンルで。本屋さんに寄って買って、家で読むっていうのがルーティーンみたいになっていますね。読む手が止まらなくて、また買っちゃうっていう感じで。でも、この前、はたと気づいたことがあって。8巻が2冊あったんですよ……(笑)。やっちゃった!と思いました。持っていることに気づかず、新しいものを普通に買って読んでいましたね。

ーー高3になり、卒業後の進路についても考えていますか?

桜田 大学には行かない、っていうことだけですかね。大学は行かずにお仕事1本でやっていくっていうことは、それこそもう中学生くらいから自分の中で決めていました。

ーーなんの保証もないこの仕事だけで生きていくことに、怖さや不安はないですか?

桜田 卒業するときの年齢ーー18歳になれば、22時以降も働けるようになって、できる作品も変わってくるし、そういうことにワクワクしています。あんまり学生でなくなることに対して、恐怖感とか不安感はないです。むしろ、楽しみですね。

次回(月4日配信)ではパーソナルな部分にも迫ります!

プロフィール
 
桜田ひより(さくらだ ひより)
2002年12月19日生まれ。千葉県出身。身長158cm。幼少期より女優としての活動をスタート。2014年のドラマ『明日、ママがいない』で注目を集める。映画『脳内ポイズンベリー』、『東京喰種 トーキョーグール』、『咲―Saki―阿知賀編 episode of sideA』、『ホットギミック ガールミーツボーイ』、『男はつらいよ お帰り 寅さん』など多数出演。2018年ミスセブンティーン受賞。雑誌『Seventeen』の専属モデルも務める。ドラマ『映像研には手を出すな!』)(TBS系・毎週火曜深夜25:28~)百目鬼役で出演中。(映画は近日公開予定)『ボキャブライダーon TV』(NHK Eテレ・毎週月曜午前5:45~)、CM『キッコーマン豆乳』がオンエアー中。映画『未来へのかたち』は近日公開予定。
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