今年4月にステージデビューを果たしたばかりの6人組アイドルグループ「紫陽花は降らない」、略して「あじふらい」。インパクト抜群の略称もさることながら、彼女たちのキュートなルックスと歌い手・少年Tが手掛けるポップな楽曲で、早くも注目を集めています。そんな彼女たちにNEWSクランチは取材を敢行! デビューシングル『青春の栞』の聴きどころやメンバー6人それぞれのキャラクターに迫りました。
ほわほわして平和な6人組です
――まず最初に、「紫陽花は降らない」がどういったグループなのか紹介していただけますか?
郡山:雨が降ってこそ咲く紫陽花のように、逆境の中でも皆を勇気づけられる存在になりたい、という思いが込められたグループです。
唐澤:オーディションを経て、今年1月に顔合わせをしました。そこからデビューに向けて準備をして、4月26日にデビューライブ(紫陽花は降らない DEBUT LIVE「わたしが来た!」)をさせていただきました。6人それぞれが違った個性を持ったグループだなって感じています。
郡山:個性はそれぞれ違うけど、雰囲気は皆似ているんですよ。皆ほわほわしていて平和で。
唐澤:皆優しいです。例えばレッスンでも、杏菜とこがみゆ(小河)が真っ先にバミリを貼ろうと動き出してくれたり。
郡山:詩音はいつもジップロックにいろんな種類のお菓子を持ち歩いていて、皆にくれます。
颯:配れるくらい持ち歩いています(笑)。グミを皆に配ったりしています。

――和気あいあいとした雰囲気が早くも伝わってきます。そしてグループ名の略称が「あじふらい」ということで、独特だなと感じました。
唐澤:「あじふらい」は私たちも気に入っています!
郡山:グループ名は私の案を採用していただきました。紫陽花ってネガティブな花言葉が多いんですけど、いい意味の花言葉もいっぱいあるんですよね。そして、紫陽花は紫や青だけじゃなくてピンクや黄色などいろんな色があるので、この6人のカラーにも合いそうだな、って。そこからグループ名を考えていって、ひらめいた感じです。「あじふらい」という略称もちょうどうまくはまりました(笑)。
「ここが自分の居場所なんだ」と思えた
――4月30日にデビューシングル『青春の栞』をリリース。こちらはどんな作品に仕上がっていますか?
小河:表題曲の『青春の栞』は青春を詰め込んだような楽曲です。タイトルの通り、本を開いて物語が始まって……みたいな世界観で作られているところが私は好きです。ミュージックビデオでも映っているんですけど、本を開くような振り付けもあって。まるで一つの物語を見ているような曲だなと感じました。
――MVもすでにYouTubeで公開されていますね。
小河:はい。デビューする前から撮っていただいて、本当にありがたいなと思います。
唐澤:完成したMVを見て、すごく嬉しかったです!
花谷:ちなみに、MV撮影は寒かったです(笑)。
郡山:確かに。雨も降っていたからね。皆でストーブを囲んで「寒い! 寒い!」って言ってました。
小河:でも雨だからこそ、傘が似合っていたよね。花びらを浴びながら撮るのも楽しかったです!

――カップリング曲の『わたしが来た』と『君は君を往け』はいかがでしょうか?
郡山:『わたしが来た』は、先日のデビューライブでこの曲を披露したとき、キャノン砲がパーンと出たんです。その印象が強いですね(笑)。MV撮影もすでに終えていて、現在(取材日時点)開催中のハイタッチ企画で1,000人を達成したらMVが公開されます。お部屋の中でゲームをやったり、わちゃわちゃ楽しい撮影だったので、公開される日が楽しみです。
唐澤:MVはステージ衣装じゃなくて私服風の衣装で撮りました。『青春の栞』とはまた違った私たちを見てもらえるんじゃないかなって思います。
仲:『君は君を往け』は、歌詞が大好きです。特に「憂鬱も後悔も 引き連れて君は君を往け」という歌詞が好き。憂鬱や後悔があってもいいんだよ、というメッセージ性が素敵だなって思いました。
花谷:「足りないものばっかり穴だらけだって 湿っぽくはない風通しはよし」のように歌詞の中にネガティブもポジティブも詰まっていて、人間味があってすごくいいなと思いました。聴いていただけたらきっと共感してもらえるんじゃないかな。この曲を聴いて「明日も頑張ろうかな」と思ってもらえたら嬉しいです。
――そしてデビューライブの話も出ましたが、この6人で初めてステージに立ち、お客さんの前でパフォーマンスをしてみてどうでしたか? 感想を聞かせて下さい。
颯:本番が始まるまで、ずっと「これは泣いちゃうやつだ」と思っていました。オープニングのSEが流れたときはもう涙腺がピークで! だけどいざステージに立ったら、ただただニヤケしか出てこなくて(笑)。笑顔で楽しいライブができました。
唐澤:開演前に袖で円陣を組んで掛け声をした後、ファンの方からの声援が聞こえて。「これはヤバい!」と感極まってしまいましたね。でもライブが始まると安心感のほうが大きくて。「ここが自分の居場所なんだ」と思えて、最初から最後までずっと楽しかったです。大げさかもしれないけど、「生きててよかった」「私は今日のために生きてきたんだ」と思いました。

――ライブを拝見しましたが、ファンの声援が温かかったのも印象に残りました。
唐澤:本当に嬉しかったです。ライブの映像を見返したら、詩音がずっとニコニコで踊っていて、MC中もファンの方を探そうとずっと動いていたのが面白かったです(笑)。
仲:私は逆に、「絶対に泣かない」と思ってステージに立ちました。だけど、まず最初にひかりちゃんがうるうるしているのを見て、私も泣きそうになって。そして、メンバーが1人ずつスピーチをしていく場面では、みんなの感動的なスピーチを聞いてボロボロ泣いてしまいました。あんなに泣いて恥ずかしかったけれど、泣いちゃうぐらい思いのこもったライブができたんじゃないかなと思っています。
唐澤:そんな感動のスピーチ中も、詩音はずっとニコニコでした(笑)。