Juice=Juiceのメンバーとして活動し、現在はソロアーティストとして活躍している稲場愛香。今回、ワニブックスNewsクランチ!では、そんな彼女のこれまでの歩みと、今後の目標について聞いた。
4歳から歌とダンスをはじめた“ナチュラルボーンアイドル”稲場愛香の現在地とは。
稲場愛香がアイドルになりたいと思ったきっかけ
――様々なところでお話されていると思うので恐縮なのですが、まず稲場さんの幼少期をお伺いしたくて…。
稲場:いえ、意外とこうして改めて話すことはなかなかないから、新鮮です。
――ありがとうございます。聞くところによると幼少期からレッスンを受けていた、もう生まれながらにしてアイドルじゃないか! と思ったんですけど。
稲場:(笑)そうですね、4歳から歌とダンスをはじめたので、ずっと芸能に触れてきたんですけど、幼稚園では凄くおてんばな子でした。深く私のことを見てくださってるファンの方なら、おてんばな私は想像がつくかもしれないんですけど、少し知ってくださってる、くらいの方だったら、イメージにないくらい活発な子だったと思います。
――たしかに、あまりイメージにないかもしれないです。
稲場:幼稚園に通っているときは、幼稚園バスが来る場所まで親の車で送り迎えしてもらってたんですけど、帰りはだいたい家にまっすぐに帰ることはなくて、そのままお母さんが車で海に連れて行ってくれてました。小さい頃は日焼けして真っ黒で、パーマをかけてて、今思うとファンキーな子供だったと思います(笑)
――カッコいい! 稲場さんのお母さんのエピソードを拝見すると、とてもセンスあふれる方だなと思いました。
稲場:色々見てくださってるようで、ありがとうございます(笑)。私以上にエンターテインメントに造詣が深くて、昔は歩くスピーカーって言われてたくらいおしゃべりが大好きで、友達を大事にするお母さんです。そのおかげで、私自身、今も仲良くできているお友達がいるくらい。そんな母のもと、元気に育ちました。
――そんな稲場さんがアイドルになりたいと思ったのはどのタイミングだったんですか?
稲場:歌とダンスが身近にある環境で育ってきたので、きっと大人になっても芸能の仕事をやるんだろうな、と小さい頃から思ってたんです。その中でも、歌って踊るというのは凄くカッコいいな、という意識はずっとあったんですが、歌への苦手意識がどうしても抜けなかった。それこそ、お母さんにも厳しく言われましたね。
――お母様の意識の高さにも驚かされます。
稲場:今でも当時の話をするんですが、小さい頃は褒められたことより注意されたことの方が印象に残っていて、厳しく言われたと思ってましたが、たくさんほめてももらっていました。
当時は、ダンスが一番自分の感情や表現したいことを伝えられると思っていたんですけど、それだけだと全ては伝わらないな、と思いはじめたのが中学くらいの頃だったんです。もともと、歌詞を読むのがすごく好きで、音はダンスで表現できるけど、歌詞はやっぱり歌で表現したいな、と思った時に、ハロー!プロジェクトのアイドルの皆さんは、生歌なのにあんなに踊れてて凄いな、と思って、アイドルになりたいと思ったのはそこが大きなきっかけですね。
ただ筋トレすれば良いってことじゃないんだ
――なるほど、僕が稲場さんを見ていて感じるのは、プロフェッショナルだな、ということなんですが…。
稲場:ええ~、本当ですか!? 私が? プロフェッショナル? 嬉しい!
――(笑)その頃から心がけていた事はありますか? 例えば、食べすぎないように、とか。
稲場:アイドルを目指す前はそこまで強くは意識していなかったかもしれません。というのも、その頃はたくさん食べても太らないくらい運動をしていたので、そこまで気にしてはいなかったんです。
でも、ダンススクール時代にステージに立った時、お腹プニプニだと恥ずかしいよな、とか、メイクに興味を持ち出したのもその頃からですね。加えてローカルアイドル時代はかなり体重を意識していました。夜ご飯はゼリーだけで我慢して、明日の朝ごはん楽しみだな~と思いながら寝たり。今思うと結構過酷なことをやっていたな、と感じるんですけど、でも誰かに言われたから、とかではなく、それが当たり前だと思っていました。
――そういうところがまさに稲場さんに感じるプロ意識です。以前、ハロプロ研修生時代に腹筋がつきすぎると腹式呼吸の妨げになるから、と身体を作り直したというエピソードを聞いて、それも凄いなと思って。
稲場:それはちょっとカッコつけてたかも(笑)。でも、実際にボイストレーニングの先生に「腹筋つけた方が良いですか?」と聞いたら「あまりつけすぎると良くないかもね」と言われたのは事実で、そこからただ筋トレすれば良いってことじゃないんだ、という気付きになりました。内側の筋肉や、横隔膜も鍛えなきゃいけない、と意識するようになりましたね。
研修生時代にはほかにも勉強になることが多くて、ダンスではかかとを上げた状態で、足の角度をつけた方がカッコいいと思ってそうしていたんですが、それだと足をくじいてしまうこともあるから、振り付けによってはあげない方がいいよ、と教えていただいたりしました。ダンスは何年もやってきたつもりだったんですけど、アイドルとして踊るのはまた違った価値観があって、まずは怪我をしない、健康第一というのは学びでした。みつばちまき先生からは色々教わりました。


Newsクランチ!編集部






