累計3900万PVを突破した、ふせでぃさんによるコミックが原作のテレビドラマ『悪いのはあなたです』(読売テレビ)が11月3日(月)より放送開始。「落ちたら最後、怒涛の勢いで『不倫沼』にハマりこんでいく超破滅的恋愛譚」という同作に出演する工藤美桜、加藤史帆のふたりに話を聞いた。

▲加藤史帆、工藤美桜 ドラマ『悪いのはあなたです』【ワニブックス Newsクランチ!】

加藤史帆「はじめての既婚者役でした」

――1話を拝見して、目まぐるしく展開が変わっていくドラマで、早く続きを見たい! と思ったのですが、おふたりはこのお話にどんな感想を持たれましたか?

工藤:やはり不倫であったりとか、自身の日常では馴染みがなさすぎるからこそ、台本や原作を読んだとき、凄く面白かったんです。展開が早いので、私が受けたこの衝撃をどうしたら視聴者の皆さんに伝えられるか考えましたし、とにかく面白いものにしたいなと思いました。

加藤:原作を読んだとき、展開のスピード感に圧倒されて「これが映像化されたらどうなるの?!」とワクワクしていました。完成した作品は素敵なドラマになっています。みなさんに見ていただけるのが凄く楽しみです。

――今回、工藤さんは莉子、加藤さんはミカを演じます。莉子は危機感を感じながらも流されやすい女性役で、ミカは既婚者の女性の役、それぞれ演じるにあたって意識したことはありますか?

工藤:今仰っていただいたように、莉子は流されやすくて、素直ではあるけど、楽観的。普段は節約して生活しているからこそ、ツトムさんと出会って、普段味わえない贅沢をさせてもらうのですが、例えば美味しいご飯を食べた時の新鮮なリアクションを意識したり、視聴者の皆さんに共感していただけるように、少しでも愛される要素を出せるように心がけました。

加藤:ミカが‘’ただの意地悪な人‘’に見えないよう、一生懸命さや誰かを思う姿も感じていただけるよう意識しました。既婚者役は初めてだったので、薬指の指輪にずっと違和感があり、つい触るから何度も落としちゃって(笑)。いつか結婚しても、絶対に無くしちゃうだろうな、と思いました。

工藤:ふふふふ(笑)。

――(笑)。工藤さんは莉子、加藤さんはミカについて、自分と似てるな、と思うところはありますか?

工藤・加藤:えーっ、あるかなあ。

――(笑)ハモりましたね。

工藤:ちゃんと考えているけど、最終的には楽観的なところは似ているかもしれません。自分も色々考えるんですけど、最終的には“まあ、考えてもしょうがないか”って結論に達しがちですね。あと、先程、お食事のシーンの話させていただいたので思い出したんですけど、ご飯食べたときに“美味しい!”みたいな表情や感情は莉子みたいに出すタイプだなと思いました。

加藤:あのシーンは絶対に工藤さんのファンの方に見てほしい! 可愛すぎる!

工藤:ええ~、嬉しい、ありがとうございます(笑)。

加藤:私は、一度好きになったものが長続きするところは似ているな、と思います。私自身、趣味やハマったものはずっと続くタイプです。

――個人的には、いつもの加藤さんの発声とは違って、新しい魅力が出ているなと思いました。

加藤:ありがとうございます! たしかに、普段は“お腹に力が入ってない声”って言われますし、自分でもそう思うんですけど。

――それも魅力ですけどね。

工藤:うん、本当にそう思います。

加藤:今回はお腹に力入れました(笑)。