正しい「うがい」と毎日の歯磨きを忘れずに!
みなさんは「うがい」、うまくできますか? わたしは、幼稚園のとき、うまくうがいができませんでした。うがいをしようとしても、むせたり、飲み込んでしまったりしたことを思い出します。
風邪の季節になると、かならず先生や親から、「うがいと手洗い」をしなさいと指導されてきましたね。
さて、うがいには、「口蓋型うがい」と、「咽頭型うがい」があることはご存知ですか。難しい言葉ですが、口のなかでブクブクするうがいと、のどでガラガラするうがい、といえばお分かりですよね。
口蓋型うがいの目的は、口のなかの乾燥を和らげたり、食べかすなどを洗い流すことです。そして咽頭型うがいは、のどの乾燥を和らげ、そこにいる細菌を洗い流す目的があります。
せっかくうがいをするなら、最も効果的な方法でうがいをしたいと思いますよね。ここでその手順をみなさんにお伝えしましょう。
【今津流・風邪を予防するための正しい「うがい」方法】
①まず、水道水を軽く口に含み、約10秒間ブクブクさせて口のなかをゆすぎます。これは、口のなかにも付着しているウイルスをゆすぐためです。
②次に、顔を斜め上に向けて、ガラガラと音を出しながらのどに振動を与えます。これで、のどに付着したウイルスをゆすぎます。
②次に、顔を斜め上に向けて、ガラガラと音を出しながらのどに振動を与えます。これで、のどに付着したウイルスをゆすぎます。
みなさんは、ここで吐き出すのではないですか? でも、わたしがお伝えする「正しいうがい」ではもう1ステップを追加します。
③斜め上を向いたまま、首を左右に動かしてさらに念入りにのどをゆすぎます。これでのどの両端に付着しているウイルスを洗い流すことができるのです。
いかがですか? たった1ステップの追加でうがいの効果が高まります。ぜひ次回から試してみてくださいね。
ちなみに、毎朝の歯磨きも風邪の予防に効果的です。
わたしたちは、夜寝ている間にはあまり唾液が出ないのですが、その唾液には口のなかにいる雑菌を退治する役割があるのです。つまり、あまり唾液の出ない睡眠中には口のなかに雑菌が繁殖しやすくなるということです。
その雑菌がのどまで行くとウイルスを追い出す働きをする繊毛を傷つけてしまいます。その結果、ウイルスが細胞内へ侵入しやすくなるのです。すると……お分かりですよね。風邪を引きやすくなるのです。
朝一番の歯磨き、そちらもちゃんとみなさんの習慣になっていますか?