アメフラっシの持つ強運が連載継続を可能にした!
しかし、状況は最初の数週間で変わる。トップバッターを飾った愛来のインタビューが大きな人気を集めたのだ。
毎週、サイト内ランキングで1位を独走し、ソロインタビューが完結すると、最初から読み直そうとする人がドッと押し寄せ、「ランキングの1位から3位までを愛来の記事が独占してしまう」という異常事態が発生した。
大反響を受けて、早々と連載の延長が決定。「企画もバラエティーに富んでいたほうがいいのではないか」と、次に出番を控えていた小島はなの回では、単なるインタビューではなく、ピザ屋でロケを敢行するという企画色が強い編成を考えていて、実際に各方面にオファーをかけはじめていたところだった。
そんなタイミングで襲いかかってきたコロナ禍。これでロケは不可能となり、とりあえずソロインタビューを継続していくことになった。
ただ、結果的にこれでよかったのかもしれない。コロナショックは予想以上に長引き、この連載のインタビュー取材すらもままならなくなってきた(ラストの鈴木萌花インタビューはリモート取材である)。もし、あのときロケ企画に舵を切っていたら、連載を途中でストップせざるを得なくなっていたかもしれない。
実際、多くのアイドル誌は5月売りの号をお休み扱いにしている。新規のグラビアを撮り下ろせないから表紙すら作れないからだ。
その点『毎週アメフラっシ!』は連載開始に合わせて、たっぷりと撮影時間をもらって写真をまとめ撮りしておいたことが功を奏した。リモートでもインタビューさえ録れば、なんとかページは成立する。
もっといえば、橋本勝美カメラマンがノリノリで撮りまくってくれたので、とても1クールでは使いきれないほどの取れ高を確保していた。そのおかげでコロナの影響を受けず、連載を続けることができたのだ。そういう意味では彼女たちは「もっている」!