この環境を楽しもうってポジティブに考えてる<優月>
――というわけで、今日はソーシャルディスタンスと換気を万全にした上での対談となります。もう高校は始まったんですよね?
愛来 私はまだなんですよ。今日は1年生だけ、明日は2年生だけ、みたいに学年ごとの登校なので。それも午前中だけ、といった感じです。
市川優月(以下、優月) 私は行ってきました!
――学校が始まって日常が戻ってきた感じですか?
優月 逆ですよ、逆! 学校に行ったら、私たちの知らない日常があった。
愛来 えっ、どういうこと?
優月 黒板に「抱きついたりしない」「2メートル離れる」っていっぱい書いてあって、私、しゃべっただけで怒られた。
愛来 それってゆづが問題児だから目をつけられているだけじゃないの(笑)?
優月 違うって(笑)! 後ろを3回見てしゃべったら、3回とも怒られたの。そんなことってある? あと床に黒いラインが引いてあって、そこから出ないでくださいって。ちょっと出そうになったら、先生が「市川さん!」って。
愛来 ほら、やっぱり目をつけられてる(苦笑)。えっ、机は?
優月 ゆとりをもって並べられてた。本当にすべてのことが「はじめての出来事」で、なんか自粛期間中のほうが、むしろ日常だった気がする。
愛来 でも、それがこれからの「当たり前のルール」になるのかもね。私も小さいころから芸能界で仕事をしてきたから「1か月間、なにもない」ってことはちょくちょくあったけど、さすがに周りのことがわかり始めてからは、こんなになにもない期間が続くのは初めてだし。
優月 私なんかはもう、「この環境を楽しもう!」ってポジティブに考えている。今ならではのことなんだしさ。
愛来 そうなんだけどね。この時期にレベルアップしなくちゃいけないと思っているから、家でも腹筋とか筋トレをして、自分の体作りには気を遣っているけど、部屋がそんなに広くないからさ(苦笑)。そんなに大きな動きができないし、ずっと踊っていないことに対する不安はあるよ。
――そういった話は自粛時間中もしていたんですか?
愛来 しないよね?
優月 うん。そもそもアメフラっシのメンバー同士で「こういうことやったよ!」みたいな自慢はしないもんね。
愛来 自慢じゃないから、報告だから(笑)。
優月 まぁ、私も言わなかっただけで、ちゃんと家で筋トレとかやってます!