「みんなの本音を聞けたのは初めてだった」(愛来)

――その話し合いというのは、いつぐらいの話なんですか?

愛来 昨年の暮れですね。

優月 本当に4人で再スタートするライブ(12月15日・神田明神ホール)のちょっと前だったかな?

愛来 私がちょっとネガティブになっていて。それで私の気持ちを3人に言ったら、やっぱり考え方がちょっと違ってて「みんな、なに考えてるの?」みたいな感じになって。一度、みんなで言いたいことを言い合おうって。

――それはアメフラっシの在り方について、みたいなことですか?

愛来 そうですね。私がいろいろ悩んじゃってて。

優月 愛来がネガティブで、私がポジティブ。ほかの2人は優柔不断で心配性、というすごいバランスですよ、アハハハ! だから愛来が悩んでいることはわかっていたけど、「なんであんなに悩んでるんだろうねぇ~」みたいな感じだった、あとの3人は。

愛来 あのときはたくさん話しあったよね。もう思うところが多すぎてさぁ~。3B junior時代から付き合いは長いし、前回も言ったけど、ももクロさんのライブを4人揃って観にいったりもしていたけれど、意外とね、そこまで関係性が近くなると言いたいことが言えなくなったりするから。みんなの本音をあんなに聞いたのは、あれが初めてだったかもしれないな

優月 そうそう、あのときは話し合いがはじまる前に萌花とはなから「ゆづがしゃべったら、きっとケンカみたいになっちゃうから、絶対にダマってて! 私たちがなんとかするから」って言われてたのよ。お前は口を挟むな、ぐらいの勢いで(苦笑)。

愛来 えっ、本当に? それは知らなかった! もうはじめて知ることばっかりだよ、この対談(笑)。

優月 「たしかにみんなが言いたいことをぶつけあったら、そうなるよな」と思って、最初は黙っていたんだけど……はなはまだしゃべってくれたよね。でもさ、なんとかするって言っていた萌花がさ、なぜか、ずーっと黙っているっていうね(笑)。いや、萌花らしいんだけどさ、そういうところが。すべてひっくるめて「鈴木萌花」だわ

愛来 私も最初は別に言い合いをするつもりじゃなかったんだけどね。でも、マネージャーさんに「今度、4人で話し合います」って伝えたら、「言いたいことがあるんだったら、この機会にしっかり言ったほうがいいよ」ってアドバイスされて、「あっ、言ってもいいんだ」って。それで感情が爆発しちゃって、ケンカじゃないけど、ほとんど叫ぶような感じで言い争ってたもんね、主に私が(苦笑)。

優月 いままで話し合わなかったっていうのも、そういう愛来の性格を知ってたからだよ。私はよく口が悪いって言われるし、たしかに軽くモノを言ってしまうことも多いけど、それって心の底から思ってないから言えることじゃん? でも、愛来にそれを言うと、それこそ1週間ぐらい寝込む勢いで落ちこむからさぁ~。

愛来 ね。冗談を真に受けちゃうの。本当に重い女でした(笑)。いまはもう大丈夫だけど!