バイクで1000カ所以上の「道の駅」を回りながら、ご当地ソフトクリームを探求する平賀由希子さん。南房総にある「道の駅 三芳村鄙の里」のハンバーガー屋に続き、牛乳ソフトクリームに、鮮度抜群の揚げたてアジフライやふわふわ食感つみれ汁に舌鼓を打つ。密を避けながら経済も回す“新しい旅”の参考になるかもしれない。

編集部注:この取材旅行は2020年3月上旬に行いました。

必食の絶品「三芳牛乳のソフトクリーム」

こんにちは、ユキコです。趣味はバイクで道の駅を回ること。好きなものはソフトクリーム。今まで1日最高で6個は食べたかな。高津マコト先生の『渡り鳥とカタツムリ』では「道の駅」の部分に関してお手伝いをしています。

この「道の駅」バイクで一筆グルメ旅では、つぐみさんと雲平くん〔『渡り鳥とカタツムリ』のキャラクター〕が出会った千葉県にある道の駅を紹介したいと思います。

千葉県にある「道の駅 三芳村鄙の里」。ここはハンバーガーとソフトクリームがおすすめ! デザートは私のイチオシ「三芳牛乳のソフトクリーム」。

三芳地区で生産された牛乳を使ったソフトクリームは、あっさりしてるのにコクがあり口どけもなめらか。この三芳牛乳がまた美味しくて、余裕があるならこちらもぜひ飲んでもらいたいな。あっさりしながらも牛乳本来の風味と、うま味のある低温殺菌牛乳なんです。

▲シンプルだからこそ牛乳本来の美味さが際立つ「三芳牛乳のソフトクリーム」

プレーンのソフトクリームって、一見どれも同じに見えるけど、牛乳によって全然味が変わるから、いろいろと食べ比べるのがすごく楽しい。この三芳牛乳のソフトクリームも、つぐみさんのお気に入りに入ってくれるかなぁ。

▲つぐみさんの大好物もソフトクリーム!(『渡り鳥とカタツムリ』より)

そうそう、建物の裏手には足湯があるから、足湯につかりながら食べるのも良いね。春は菜の花、秋はコスモス畑が観れて景色もきれいだし。運転疲れを癒すのにも、もってこいですね。

満腹になったところで更に南下。本当は海岸線沿いにぐるっと回れたら1番。南房総の海岸線は「房総フラワーライン」と呼ばれてて、街道沿いに四季折々の花が楽しめる道。私が行った時期は菜の花が見頃だったかな。色とりどりの花が咲いていると、気持ちがウキウキ。つぐみさんが愛車(アルビレオ号)で走った時期は、何の花が咲いていたかな〜?

時間がない時は、三芳村からそのまま南下して、千葉県最南端の野島崎方面へ。野島崎にある野島埼灯台は、全国でも16しかない登れる灯台のひとつ。

▲登って景色を見たい「野島埼灯台」

その灯台の近くにある「道の駅 白浜野島崎」。ここの道の駅にはRVパークが併設されていて、車中泊ができるんです。つぐみさんみたいに車で来ていると、ここで一泊かな? ちなみに野島崎は、朝陽・夕日スポットとしても有名な場所。お散歩がてら、散策路を歩くのもきっと楽しいはず。

生モノが持ち帰れないバイク旅(泣)

私はもう一足伸ばして、次の「道の駅 ちくら・潮風王国」まで。

▲「道の駅 ちくら・潮風王国」名前の通り、海が近く潮風が気持ちいい!

この道の駅は海の目の前にあって、海産物が豊富。びっくりするのが、建物内に大きな生簀(いけす)があること。しかも生簀の中の魚は買うことができる。他にも地元の漁港で水揚げされた鮮魚や、サザエやアワビなどの貝類、干物など魚介類が目白押し。本当はいろいろ買って帰りたいけど、バイクだとさすがに生モノを持って帰るのは厳しい〜。これがバイク旅の辛いところ。

▲どーんと大きな生簀にびっくり!

とゆうわけで、ここでは揚げたてのアジフライを食べて我慢。

「せん政水産」のてっぱつアジフライ。てっぱつとは大きいという意味らしい。注文してから待つことしばし。確かに大きい! そして揚げたてのアジフライは身が厚くふわふわ。食堂と併設してテイクアウト用の受付もあるので、天気が良ければ外のベンチで食べるのもありかな。

▲揚げたてはもちろん、テイクアウトでも美味しい!

ここ「道の駅ちくら・潮風王国」は、敷地内に広々とした芝生広場があって、シートを広げれば海を見ながらピクニックを楽しめるし、海沿いの遊歩道は潮風が気持ちいい。裏手の海岸は岩礁になっていて、親子が楽しそうに磯遊びをしてる姿はよく見かけます。

潮風に髪をたなびかせながら、うめまよを散歩させてるつぐみさんの姿、目に浮かぶな〜。

▲渡り鳥とカタツムリ/高津マコト