12月9日に待望の1stシングル『Don’t Blink』をリリースした話題の4人組アイドルユニットB.O.L.T。2021年の大躍進が期待されている4人のソロインタビューをお届けします!

最後は、ちぃちゃんこと高井千帆が満を持して登場!  休養の間、外からみていた「3人」の活動について。そして、少し離れたからこそ分かった『自分の居場所』。充電期間を経て、さらにパワーアップしたちぃちゃんを見逃すな!!

休養中も支えてくれたメンバーへの感謝

4人が横並びになっての撮影をしているとき、白浜あやが右端に立ち、その横に高井千帆が立つ、というポジションになった。全員がギュッとくっついての撮影になったとき、なぜか白浜あやは高井千帆から半歩、引いたような恰好になっていた。

「そっか、私が手術したばっかりだったから気を遣ってくれていたんだね。もう大丈夫だから、背中にぴったりくっついていいんだよ」

高井千帆は優しく微笑みながら、白浜あやにそういった。今回掲載した4人揃いのグループショットは、まさにその数秒後に撮られたものである。

11月中旬から高井千帆は側弯症の手術のため、一時休養に入っており、今回の取材から仕事に復帰した。心配する小学生の白浜あやに、心から感謝する19歳の高井千帆。なんともB.O.L.Tらしい光景……と思っていたら、撮影の合間に高井千帆が白浜あやにちょっかいを出して遊んでいた。

「私の出すちょっかいは小学2年生レベルだからね、アハハハ!」

こうして高井千帆の復帰初日から、B.O.L.Tに日常の光景が戻ってきた。

「休養しているあいだに19歳の誕生日を迎えたんですけど、本当にたくさんの方からメッセージをいただいて……ファンのみなさんにお会いすることはできなかったんですけど、今まででいちばん幸せな誕生日になりました!」

いつもはMCを担当している高井千帆だが、休養中は内藤るなが中心となって、3人で活動を展開していた。

「本当に感謝しかないですね。ずっと配信とか見てましたし、メンバーも毎日、連絡をくれたし、るんぱん(内藤るな)はインスタのストーリーで毎日のように私の写真をあげてくれて。そんなに私の写真を持っているんだって、びっくりしました(笑)」

3人で活動している間も、メンバーの心の中にはちゃんと高井千帆がいた。3人だけど、4人。それがファンにも伝わったからこそ、たくさんのメッセージが届いたのだろうし、それが幸せな誕生日へとつながった。

そんなステップを踏んできたからこそ、きっと、ここからの4人は強い。長くアイドルとして活動してきた高井千帆は、そのことをよくわかっている。

アイドルとしての遍歴は内藤るなと同じく、みにちあ☆ベアーズから3B juniorを経て、ロッカジャポニカ、B.O.L.Tと続く(ただし、みにちあ☆ベアーズへの加入は内藤るなよりも3年遅い)。

「今まで、いろんなグループでアイドル活動をずっとさせていただいてきたんですけど、一時期、グループの中での自分のポジションにすごく悩んでいたんです。私、このポジションでいいのかな、このグループのためになっているのかな……って。

それがB.O.L.Tになってから、なくなりました。なんていうんだろう、飾らない自分でいられるんですよね、B.O.L.Tでは。やっぱり、みんなが私のことをイジってくれるので、MCをやるにしても、自分のキャラで自然にできるんですよ」

小学生コンビの存在も、じつは大きな原動力になっている。

「本当に元気なんですよ。私、すぐに寝ちゃうんですね、移動のときとか。でも、他の3人はずっと起きている。あっ、るんぱんも含めて、です。えっ? るんぱんも2人は元気だって言ってました? いやいや、最年長も負けないぐらい元気ですよ、アハハハ! でも、その元気さに私も引っ張っていってもらっている感じですよね。

ただ、2人ともこの1年間で本当に大きくなって。今までだったらステージに登場した時点で『あっ、子どもがいる』って感じだったんですけど、いまはフェスに出演させていただくと、パフォーマンスのときはみなさん、小学生だとは気づいていないみたいで、自己紹介のときに年齢を言うと、客席がザワザワするんです(笑)。

私も身長を追い抜かれそうな勢いだし、次にアー写を撮るときがちょっと怖いですね。私たちのほうが小さくなっていて、横並びじゃなくて、年下組は前で座って撮りましょうってなるかもしれないですね、本当に。

今はいろいろと配信などをやっているので、それを見ていただければ、B.O.L.Tの『四姉妹』感を楽しんでいただけるかなって思います。」