TikTokやInstagram、YouTubeを中心に高校生あるあるネタ「高校生ゆうきの日常」が大人気の土佐兄弟。Tiktokでは5億回再生、フォロワー90万人と大ブレイクを果たした2人に、ブレイクに至るまでの苦労や下積み時代のエピソード、芸人としてのこれからを聞いてきました!

2020年はたくさん経験を積んだ“芸能界の一学期” 

――最近では、地上波番組の出演も増えてきました。

有輝 テレビに出させてもらい始める少し前に、お兄ちゃんが「これから『芸能人の会いたい人』みたいな企画で、俺たちは呼びやすいと思うから、準備だけはちゃんとしておこう」って言っていて。そしたら、本当に中川大志さんが『しゃべくり007』に呼んでくださったり、上白石萌歌さんが『櫻井・有吉のTHE夜会』に呼んでくださったんですよ。

――そこでも卓也さんの読みが! 上記の番組でもそうですが、地上波の番組に出演するのはSNSでの活動とは違った難しさはありますか?

有輝 最初は緊張してたんですけど、TikTokとは完全に別物なんですよね。いま俺たちがやっていることが、テレビにうまくハマる保証もないしって考え始めていて。自分たちのフィールドでやっている笑いを「テレビで絶対に成功させなきゃ」って、ガチガチになって何もできないのは最悪じゃないですか。最近はスタジオに行けば芸能人にいっぱい会えるし、シンプルに楽しもうって思ってます(笑)。

卓也 どの現場に行っても、共演者の皆さんが本当に優しいんですよ。YouTubeとかインスタとかって、自分たちだけで完結するんです。テレビでも僕らだけで(オチまで)完結させなきゃって勝手に思い込んでいたんですが、そうすると緊張する。でも実際は周りの方がフォローしてくださるし、スベっても違うベクトルで面白くして成立させてくれるんですよ。1つの番組をみんなで作っている感じですね。

有輝 ほんと、みんな優しい。団体芸だよね。

卓也 そう。僕らも個人としてではなくて、団体の一員として番組に参加する楽しさがあるよな。

――『アメトーーク!』にも兄弟芸人として出演されていましたが、そのときも同じような感じで、先輩方と盛り上がっていました。いわゆる“ひな壇”にも慣れましたか?

卓也 そうっすね……。特別、苦手意識もないですね……。

有輝 正直、そこまで経験がないっていうのもあります。ほんと一学期なんですよ。いろいろ経験させてもらっている段階。

卓也 高校で例えるじゃん。

有輝 芸能界一学期。2020年はいろいろとやらせていただいて、やっと一学期が終わって、2021年は二学期に突入する感じですね。中だるみだけしないようにしたいっす(笑)。

卓也 高校例えはもういいよ(笑)。

▲土佐兄弟にとって2020年はたくさん経験を積んだ“芸能界の一学期”