Suicaに1万円のチャージが涙出るくらい嬉しかった
――土佐兄弟の下積み時代は何年くらいになりますか?
卓也 6年ですね。後輩が出ている番組の前説とかも、がっつりやってました。世代的には第7世代にはなるんですけどね。
有輝 ちょうど僕らが4年目のときに『新しい波24』っていう番組が始まって、僕らもそのオーディションを受けたんですけど、最終で落ちてしまったんです。僕らは出られなかったので、裏番組で爆笑問題さんの『バクモン学園』っていう番組に出させてもらってました。たまたま動画を撮って、紹介するっていう番組だったので、毎週動画撮って、送ってましたね。だから世代は第7世代ですけど、どこかで絶対あいつらには負けないって思っている部分もありますね!
――この時代には、アルバイトとかもされていたんでしょうか?
卓也 一般企業で事務や営業をやってました。養成所に入るときに1年間、契約社員として働いていたんですけど、事務所に入るときに辞めようとしたら、社長からバイトで残ってもいいと言っていただいて。夜は六本木のバーでバーテンダーをやったり、解体工事とか現場作業もやってましたね。
有輝 外食とかも値段を気にせずお店に入れるようになったのは、今年〔※2020年取材時〕に入ってからだよね。suicaに1万円チャージしたとき、涙出るくらい嬉しかったもん。
卓也 あぁ~、それすごいわかるわ。コンビニで意識せずに、カゴに入れてると悪いことしている気分になる(笑)。
有輝 毎日仕事がある、この状況がありがたすぎるよね。
――ご実家が日本橋と聞いていたので、裕福なのかと思っていました。
卓也 そうなんですよね。場所だけ聞くとそう思われるんですけど、全然そんなことないんですよ。実家が呉服屋さんだったんですけど、もうたたんでしまったので、家だけはあるんです。だから普通の勤め人の家なんですよ。
有輝 僕が通っていた中学校の名前が、銀座中学っていうのもね(笑)。
卓也 そうそう。コントの設定みたいな(笑)。
30秒の動画から2時間の映画へ
――では最後に、お笑いコンビ・土佐兄弟としての今後の目標は?
卓也 今、ありがたいことに冠番組とラジオのレギュラーに加えて、いろんな番組に呼んでいただけるようになって、一つ夢が叶ったっていう実感はあります。これをいかに長く続けられるか、お茶の間の皆さんに顔を覚えてもらえるかが、これからの目標ですね。あとはM-1の決勝進出者が発表された翌日に有輝と会って、“やっぱあの舞台には立ちたいよな”って話にはなったね。
有輝 う~ん。やっぱり漫才をずっとやっているので、いつかは!っていう思いはありますよね。「高校あるある」で皆さんに知っていただいたから、どこかで漫才がきっかけじゃなくても……とか思っていた甘い部分もあったんですけど、やっぱり!! 俺たち、お笑い芸人だからM-1の決勝に行きたいっていう気持ちは強いです!
卓也 あと、僕は有輝に関してですけど、いろんな方に演技を評価していただいているので、ドラマとか映画に出て欲しいですね。
有輝 自分が出たいとかじゃないんだ(笑)。
卓也 まぁ、俺もちょい役で出させていただけたら嬉しいけど(笑)。一つ、今の自分たちがやっている活動の延長線上にあるゴールなのかなとは思います。その先に映画とかを作れたら最高です。30秒の動画から2時間の映画に出演って夢がありますよね!
有輝 それ面白いね! でもそのときもお兄ちゃんは、スマホで撮影してよ(笑)。
卓也 なんでだよ! 俺も少しくらい出させろよ(笑)。
〇TikTok5億回再生で話題沸騰の土佐兄弟インタビュー【前編】
1/11(月) フジテレビ系『痛快TVスカッとジャパン』
1/12(火) TBS系『この差って何ですか?』
1/13(水) テレビ東京系『よじごじDays』
1/13(水) テレビ朝日系『あいつ今何してる?』
〇土佐兄弟の青春チャンネル(YouTube)