あのときばかりはお兄ちゃんが鬼に・・・
――サイト名の「Crunch」には土壇場という意味もあります。お二人の人生の土壇場(=Crunch)のお話しを聞かせて下さい。
有輝 『高校生ゆうきの日常』を毎日投稿していたんですけど、今年コロナの影響で撮影ができずに、ストックがなくなってしまって。どうしようってなったときに、家に教室を作ったことですかね。お兄ちゃんと相談して、その日の夕方には出来上がったので、すぐに動画撮ってその日に投稿できました。本当にギリギリ……。危なかったです。
卓也 毎日投稿が途切れそうになったことが、前にも一度あって。インスタにアップし始めて3ヶ月くらいのタイミングだったと思うんですけど、その当時は撮りだめっていう技術がなくて、本当に毎日1本撮影していたんです。
有輝 そのときに俺が39度くらいの高熱を出して寝込んじゃって。今日はちょっと投稿いいやって諦めようとしていたら、日付が変わる10~20分前くらいに、お兄ちゃんから電話かかってきて。
〔当時の状況を再現してくれました〕
た=卓也さん ゆ=有輝さん
た “お前、今日の分アップされてないけど、どうした?”
ゆ “いや、俺いま39度くらい熱あって、きついんだよ…”
た “あ~、なるほどね。でもこれ毎日投稿してたら、いつか毎日投稿しているんですって言える日がくるから、今日きついかもしれないけど、頼む。俺、今から行くから、具合悪いときのあるあるでもなんでもいいから、撮ろう”
ゆ “(まじかよこいつ…。正気かよ…)分かった。じゃあ一発で撮ってくれ”
卓也 それで撮ったのが「予備校帰りに家の目の前で彼女と長電話する奴」だね
有輝 もうフラッフラで、鼻声でやってますね。本当に土壇場でギリギリアップできましたけど、あのときばかりはお兄ちゃんが鬼に見えましたね……。
卓也 制服だけ着て、降りてきてくれって頼んでな(笑)。
有輝 あれはきつかった~! 役でマスクしてるみたいな感じですけど、マジで具合が悪くてつけてますから(笑)。
――そんな状況を乗り越えて、いま毎日投稿を続けられているんですね。