誰もが不安を抱えていた2020年においても、愚直に努力を積み重ねることで夢へと一歩近づいたアメフラっシ。なかでも目に見える形で成長ぶりを見せてくれたのが小島はなだ。いつも無垢な笑顔で和ませてくれる彼女だが、昨年は何を考え、そして2021年は何を目指しているのか。新年最初の『毎週アメフラっシ!』は小島はなから始めてみよう。

不安との闘いの中で飛躍的な成長を遂げた小島はな

新年あけましておめでとうございます。

2021年も『毎週アメフラっシ!』では、アメフラっシの動向を熱く! 速く! 追いかけていきますので、よろしくお願いいたします。

まず1月は、メンバーへのソロ取材で構成していく「2021年の抱負」を、4週連続でお届けしていく。その一発目を飾るのは小島はな。

▲連載を開始した2020年の2月から飛躍的な成長を見せてくれた小島はな

2020年、大躍進を遂げたアメフラっシだが、その中でも成長が顕著だったのは小島はなだった、と思う。歌唱力・表現力での「伸び率」は、本当に目を見張るものがあり、アメフラっシ全体のレベルアップに一役買ってくれたが、2020年は常に不安との闘いだった、という。

「成長したって言っていただけるのは、本当にありがたいんですけど、それは本当に2020年という、みんな、どうすればいいのかわからないような状況の中で、いろいろなことを勉強させていただいて、そうやって学んだこと、積み上げてきたことを活かせたのかなって思います

特に印象的だったのは、11月15日に行われた2周年記念ライブ。昼と夜の2回公演で行なわれたのだが、その内容はまったく違うものとなっていた。第1部は2周年ということで、お披露目のときに発表された『ミクロコスモス・マクロコスモス』から順に楽曲をパフォーマンスしていく、というセットリスト。衣装も当時のものを着用していく、というこだわりぶりで、本当に2年間の歴史をギュッと詰めこんだショーケースのようだった。

ただ「なつかしい」だけでは終わらなかったのは、メンバーのパフォーマンス力が大幅にアップしたことで、過去の楽曲がしっかりとアップデートされていたから。わずか2年間で、ここまで変われるんだな、と感慨深さすら感じてしまった。

▲「懐かしい」という回顧主義だけでは終わらせないのが今のアメフラっシだ