初のお芝居がアドリブ!?

――昨年は、映画『ビューティフルドリーマー』に出演されましたね。初めてのお芝居の感想は?

かざり:本当にありがたい経験をさせていただきました。出演させていただいた「ビューティフルドリーマー」は、実はちょっと特殊な映画で……(笑)。

なんと、台本がないんです!

全部アドリブでセリフを話すんです。私の登場シーンもアドリブでした。本広克行監督からは「こういったような感じで喋って」というご指示を現場でいただいて、撮影に臨みました。

でも、そんなに難しい指示ではなくて「かざり」そのものが面白いから、普段の自然体な感じでいいよ、と言ってくださって。なので、本当に素の、そのままの「かざり」で挑みました。

――共演者の方々とは、どのような話をされましたか?

かざり:勝手な想像だったんですけど、撮影現場ってすごくピリピリしているイメージだったんですよ。なので、最初ご挨拶するときは少し緊張しました。でも、実際に現場に入ってみたら、俳優さんたちはとても親切に接してくださるし、監督やスタッフの方々も優しくて。

撮影自体は楽しかったんですけど、本番前はやはり緊張しました。

それを見て「リラックスして、そのままの自分でいいから」とか「えっ、初めてのお芝居なの!? 初現場でのアドリブはハードモード過ぎるよね!」など、優しい言葉をかけて下さりました。

そのおかげでリラックスしてお芝居に入ることができました。ただ、完成した映画を見たら、やっぱり緊張していましたね(笑)。 これからもっと経験を積みたいです!

――映画やテレビへの出演も増えてきて、注目度がグングン上がっています。取材されることも多くなっていると思いますが慣れましたか?

かざり:昔よりは慣れてきました(笑)。前までは、なんて答えようか考えこんでしまうこともあったんです。でも、最近は自分の伝えたいことをちゃんと話せるようになってきました。素の自分を出せているのかなと思います!

短い出演でも「かざりさん、テレビに出ていたね! 見たよ!」と見つけてくださった方がSNSでコメントをくださるんです。細かいところまでチェックしてくださっているんだなぁと、とても嬉しい気持ちになります。もっと活躍の幅を広げて、応援してくださっている方に恩返しがしたいです!