先週の連載でもお伝えしたが、Zepp Haneda『Wings and Winds』は3月21日に延期となった。ただ、メンバーたちは落胆していない。なぜなら、その延期期間を使って、さらにパフォーマンスを磨き上げることができるからだ。彼女たちがわずかな時間で成長を遂げてきたことは今週から振り返る『アメフラっシ大感謝祭2020』からも明らか。「アメフラっシの複数回公演に外れなし」の神話は『Wings and Winds』でもきっと証明されるだろう。

新たな可能性を示してくれた新曲『BAD GIRL』の披露!

▲『新曲試演会』というタイトルからファンの期待はグッと高まっていた第一部

3月21日(日)に開催されるアメフラっシのZepp Hanedaでの単独ライブ『Wings and Winds』。そのタイトルどおり、第1部の『Wings』と第2部の『Winds』で構成される昼夜2回公演として敢行されることとなった。

タイトルから予測するに、第1部と第2部とでは内容が変わってくるはず。今月に入ってから、この連載でお伝えしているように、昨年11月の2周年ライブがまさにこの形式だったし、今週からお届けする年末の『アメフラっシ大感謝祭2020』も形式こそ違えど、1日3回公演として行なわれている。

ひとつ間違いなく言えることは、アメフラっシの1日複数回公演は軒並み評判がいいということ。それぞれの部の満足度の高さはもちろんのこと、1日をトータルで見たときのお得感も相当なものだ。その実績を考えた場合、今回の『Wings and Winds』にもさらなる期待がかかる。この回が掲載されたときに、まだチケット販売中であれば、ぜひ、会場に足を運んでいただきたい!

さて、本題に入ろう。2020年12月29日。アメフラっシにとって2020年のラストライブとなる『アメフラっシ大感謝祭2020』が開催された。このイベントは11月の2周年記念ライブでZepp進出と一緒にサプライズ発表されたのだが、メンバーはこの報せに心から喜んだ。4人とも11月のライブが年内最後だと思い込んでいたからだ。

普通に考えたら、12月はイベントラッシュになるわけで、なにがしかの舞台が用意されていても不思議ではないのだが、そんな当たり前のことすらも頭に浮かばないほど、イベント開催のハードルが上がっていたのが、2020年という特殊な時代のリアル、なのである。

そして、ファンも喜んでくれたようで、チケットは見事に三部とも完売。コロナ対策で席を間引いてのチケット販売となったとはいえ、一般発売開始と同時にすべての部が売り切れてしまった、というのは、まさに今のアメフラっシの勢いを物語っている。

第一部は『新曲試演会』。事前に詳しい告知はなかったが、とにかく新曲が初披露されることだけは間違いない。すると、1曲目から聞いたことがないイントロが……そう、いきなり新曲『BAD GIRL』から第一部はスタートしたのだ。

▲クールな大人の表情で魅せる『BAD GIRL』でいきなり度肝を抜いた