日本で活動を始めて約2年。愛くるしい見た目と鍛え抜かれた体を最大限に生かし、かわいい系から戦闘系まであらゆるコスプレで人気のイ・リンに大注目! 今年3月には『コスプレ格闘ポーズ集』のモデルを務め、日本の映画に初出演することも決まり、さらにはミスiDで大郷剛賞を受賞するなど話題の女性だ。

▲オリンピックも目指したワンダーウーマン! イ・リンの素顔に迫る

『逃げ恥』で覚えた日本語

――日本語がとてもお上手ですが、いつごろから勉強を始めたのでしょうか?

リン 高校の第二外国語で日本語を選び、学び始めたのは2年生のころです。でもそのときは、ひらがなと基本的な挨拶までしかできませんでした。日本に行こうと決めた半年くらい前にJLPT(日本語能力試験)の存在を知って、本気で勉強を始めたのはそれからです。でも一般的な勉強ではなかなか上達しなくて、漢字は特に苦手です。難しく考えずに覚えられる方法はないかと日本人の女の子に相談して、オススメのドラマを教えてもらったんです。

そしたら『逃げるは恥だが役に立つ』『5→9~私に恋したお坊さん~』『地味にスゴイ! 校閲ガール・河野悦子』の3作を紹介してくれて。どれも内容はすごく面白かったんですが、そのなかでも『逃げ恥』は、感情の激しさがそれほどない平和なストーリーで、日常的な会話が多いと感じて一番気に入りました。

――日本語がわからなくても内容は理解できましたか?

リン いいえ、最初は全くわからなかったので、韓国語の字幕付きのものを見て、まずは内容を理解することから始めました。それからセリフを声に出しながら一緒に喋ってみて、何度も何度も10回以上は繰り返し見たと思います。そのうち字幕なしで見られるようになりましたが『逃げ恥』がなかったら、ここまで日本語がわかるようにならなかったと思います。『逃げ恥』は楽しみながら覚えられたので本当に感謝しています。おかげさまでJLPTは3級に合格して、今は2級に向けて勉強中です。

――もともと日本のゲームやアニメも好きだったそうですね。

リン 子どものころから心の中におじさんが住んでいたみたいで、美少女アニメにすごく惹かれていました。『I”s』『電影少女』『いちご100%』とか。「ああ~、かわいいな~」「体のラインが綺麗だな~」って。特にみんなお尻がかわいくて。あんなお尻になりたいなと今も憧れています。

――一番好きなキャラクターのお尻は?

リン 『I”s』の葦月伊織です。桂正和さんのマンガが特に好きです。だから、女性なのにオッサンみたいだねとよく言われます(笑)。