バズるコツは共感と完璧すぎないこと

――その動画はどこにバズったポイントがあったんでしょう?

羽柴 歌に合わせて振り付けをする、よくみんながしている動画だったんです。私はその頃、全然要領がわかってなくって、だいたい踊れてればいいやと思って、ぱっとアップしたやつだったんですね。逆にそれが良かったのかなって。

それをきっかけに、“完璧じゃなくても自分が楽しんでる動画だったら、見てる人はそれに共感してくれるんだ”っていう1つの気づきが生まれたんです。

▲「バズるコツは共感と完璧すぎないこと」と話してくれた

――その気づき、かなり重要だったのかもしれないですね! 羽柴さんのアカウントプロフィールに『毎日毎日需要のない私の顔面を晒すアカウントはこちらです。』とあるように、現在も毎日各SNSを更新していますが、このような投稿スタイルになったのはいつからなんですか?

羽柴 毎日投稿するようになったのは2年くらい前からですね。今も毎日全部のSNSを更新しています。

――毎日やるのは大変じゃないですか?

羽柴 慣れないうちは大変でした。“あれ、今日もう1日終わっちゃう……”って焦ることもありました。でも今は日常のなかの1つの動作として組み込まれている感じです。

――続けるコツは何かありますか?

羽柴 ん~、今でも苦戦することはありますよ。でも、私はSNSに上げること自体に何か意味があると思っていて。“この動画あんまり好きじゃないかも”って自分では思っていても、アップしてみたらフォロワーの皆さんは「好き」って言ってくれたりするんですよ。自分で思っている以外の感想がくることもあるから、自分は納得がいかないことのなかにも、意外な発見があるのかなって思いますね。

――先ほどのお話にも通じるように、完璧じゃない、こだわり過ぎない、ということが毎日投稿の秘訣なんですね。ちなみに、羽柴さんがこの世界に入ったきっかけは?

羽柴 地元が北海道なんですが、大学進学のために上京したときにスカウトされました。それこそ、いちばん最初のスカウトはSNSのDMで来ましたね。もともと全然興味はなかったんですが、やり始めたらすごく楽しくて。もともと人前に立つことに抵抗がないタイプではありました。芸能の世界に無知すぎたのもある意味良かったのかなって。何も知らなかったから、躊躇せず入っていけた感じはします。

――今は舞台を中心に女優としても活動されています。

羽柴 将来的にはやはりテレビに出たいですね! 今はインフルエンサーとして注目されることも多いですが、目指すところは女優さんです。

――最後に、ご自身のSNSでここに注目して欲しいというポイントがあればアピールしてください。

羽柴 私の武器は笑顔なので、笑っている顔をたくさんSNSにあげています。それを見て、少しでも皆さんが癒されて幸せになってくれたらいいなと思っています。特にTikTokでは、より一層私の動きを見られると思うので、いろんな表情にも注目していただければなと思います!


プロフィール
 
羽柴なつみ(はしば なつみ)
‘98年9月12日生まれ。北海道出身。身長164cm。フリーモデル、広告モデルを経て、現在は舞台を中心に活動。SNS総フォロワー数約100万人のインフルエンサー。7月8日~13日に舞台『咲女花劇「咲く声、ふわらと舞い降りて、」』シアターKASSAIにて上演。TikTok(@natssumiiiii)、Twitter(@Natssumiiiii)、Instagram(@na0912mi)、YouTube『羽柴なつみのしばちゃんねる』更新中。