結成25周年。でも特別な思いはない

――今年はバイきんぐさん、結成25周年ということで。

小峠:そうなんですか。

西村:すごいですね、四半世紀。

小峠:よくバンドとか芸人とかもそうですけど、結成25周年とか30周年とかやるじゃないですか? いざ自分が結成25年と言われても、なんとも思わないですね。わざわざ銘打ってやるほどのものじゃないよ、と……。なんかそう思いましたね。

5年後の30周年って、たぶんけっこうな節目になると思いますけど……。30年だから何かしようか、という気にもならないような気がしますね。今25って言われても「へ~」っていうぐらいですね。

西村:自分らから結成25周年記念ライブだという感じではないですね、全く。積み重ねた結果が25周年、そういうところでしょう。でも、25周年に相応しいライブになるでしょうね! 相応しいんじゃないでしょうか(笑)。

――わかりました。意外にそういう感じなんですね、25年目も。とはいえ、コンビとして25年も続けられたこと、ライブを続けられた秘訣を教えてください。

西村:やっぱり熱狂的なおじさんたちが待ってくれているから、おっさんのためにみたいな。おっさんは裏切らないから。

――おっさんは裏切らない?

西村:待っているんですよ、おっさんが。

小峠:なんでおっさんのためにライブやらなくちゃいけないんだよ。

西村:おっさんは本当に毎年来てくれるから。

小峠:嫌な人生だよ。嫌な人生歩んでいるよ、おっさんのためにさ。

▲頭を抱える小峠さん

西村:(おっさんの)ためにしているわけじゃないから。結論としておっさんが来てくれたっていう話だから、おっさんのためにやっているわけじゃないからさ、やっぱ結論だからね。

SMA芸人で『アメトーーク!』に出演できた

――今年は錦鯉さんがブレイクされて、この前も『アメトーーク!』(テレビ朝日系)で「ソニー芸人」なんていう回がありました。SMA(ソニー・ミュージック所属のお笑い部門)芸人さんもフィーチャーされることが多くなっていますよね。注目されつつあるSMA芸人について、お話をいただけますか?

西村:そうですよね。SMA芸人というくくりで『アメトーーク!』に出演ができるなんて夢にも思ってなかったですから、すごい感慨深いところありますよね。全部同じ事務所の人間ですからね。何もないところからかき集められて寄せ集めの事務所で、そこから『アメトーーク!』に出演できるっていう、すごいことですよね。

小峠:錦鯉が出てきて良かったですよ。変なヤツしかいないのでうちの事務所。錦鯉も変ですけど、でも変なところなりにちゃんとしているじゃないですか、ネタとか。ああいうトークとかロケとかも然り、ちゃんとできるヤツが出てきて良かったと思いますね。

もしあれが錦鯉じゃなくて、またちょっとイロモノというか、変なヤツが出てくるだけだったら、まだこんなになってないですね。『アメトーーク!』でフィーチャーされるとかは、錦鯉がちゃんと全部できる芸人というか、だからこそ実現したんじゃないですかね。

西村:だから、ハゲと裸以外なんですよ、次いつ出るのかというところですね(笑)。

小峠:いや、出てこないです。それはもう出てこない。

西村:それは早くね? いますよ、やす子とか野田ちゃんとかもけっこう好調でね、テレビ出ていますけど。まあ、やす子も野田ちゃんも服を着ていますから、もっとガツンとこう、裸以外の人が出てきてほしいですね。