こんにちは!風の時代に舞い降りました、風野又二朗です!!

お元気ですか?もうね、毎年の事なんですけどもね、花粉ようお前よう、舞い上がってんじゃないよ!そんなに調子に乗らないで!お願い!

花粉症になった事がない人に言わせると、ちょっとクシャミと鼻水が出るだけでしょ?我慢できないの?って言われるんですけど、もうね、絶対無理なんですよ。

仕組みとしては、このスギやヒノキの花粉を体が異物と感じて、外に出そうと思って、くしゃみや鼻水、涙などが勝手に出るみたいですね。そんな事をしても、花粉たちは全く外に出ていかないのに。

こんなに体は反応して努力してるのに、意味がないなんて、暖簾に腕押し、糠に釘状態で可哀想!

花粉が少ない、あるいは無花粉の杉が開発されて、植樹も進めているそうなのですが、色々と調べると大変な事も多いみたいです。今のところ効果としては、

琵琶湖に目薬。これぐらいの効果っぽいです。(風野の感覚)

それでもね、なんとかしようとしてくれている方たちがいらっしゃるのでね、雨垂れ石を穿つとも言いますしね、頑張って欲しいです!!(切実)

▲風をあつめて、巻き起こす

先日、久しぶりに監督の仕事をやってきました。

東京から離れての撮影だったんですけど、めちゃめちゃ大変でとても楽しかったです。

よく、監督の仕事って何をしているの?聞かれるんですけど、なんでしょうかねえ。世間で言う監督のイメージっていうのは、撮影現場で「ヨーイ。スタート!」そして「カット」というのが監督のイメージですかね。

まあ風野も最初は、この「ヨーイ、スタート!」をかなり情熱を持って言っていたんですけどね、うん!だって監督っぽいじゃないですか!!監督になったな!ってとても実感する瞬間だったんですけどね!

ただ、この「ヨーイ、スタート!」という言葉には、良くも悪くも生んでしまう緊張感があって。

良い緊張感でいうと、カメラが回るその数分間に、各部署が用意してきた準備してきた全てが写りますから、スタッフも含めて、ものすごい集中力が高まります。それこそ、汗と涙じゃないですけど、撮影の準備というのは気が遠くなるような根気の作業ですから。その思いの全てをそこに集約する良い緊張感が高まります。

そして、悪い緊張感というと少し違う気もしますが。撮影は、あらゆる準備の最後の最後に俳優たちの芝居があります。たまにですが、この現場の緊張感で俳優の芝居が変わってしまう事があります。

もちろん、百戦錬磨のプロの俳優たちであれば、どんな状況でもできる訳ですけど、そうではない人への演出もたくさんあって、その中でどうすれば最高の芝居が生まれる奇跡みたいな瞬間を切り取れるか、ここが監督として試されている事の一つかなと思ってます。

だから、場合によっては、ヨーイ、スタートを言わない事があります。いつカメラが回っているのか分からない状況の中で芝居をしてもらう事がある。

風野が大好きで、世界的にも有名な、俳優もやって監督もやっている人がいるんですけど。彼は、かなりの高齢にも関わらず、名作を連発していてそのバイタリティはなんですか!と驚いているんですが。

その監督もまた、本番の最初にスタートを言わないみたいで、スッと右手を差し出しらしいんです。どうぞ。という感じで右手をスッと差し出す。そこから俳優たちの芝居がスタートするようです。

その事を先日知って、マジカヨ!!風野と一緒ジャン!と小躍りしました。そうですよね!だって、あのパリ行きの列車で実際に起きた事件を映画化するにあたって、その当事者である、俳優経験のない実際の人たちを主役にして映画作られてましたけど、皆さん、めちゃくちゃ自然でそのもので、とっても良いお芝居をしてましたもんね!

もちろん、現場に入る前から、芝居の指導やレッスンもかなり特殊にやられていたんだと思います。すごいよ、イーストウッド先生。本当にすごい。憧れです。

これまで、世界中の監督の「ヨーイ、スタート!」から始まった奇跡が、世界中の人たちに感動や希望を、生きる意味、人生を彩ってきてくれたと思います。それはこれからも、たくさん続いていくでしょう。

風野もその中の1人でありたい。だってせっかく生まれてきて、今、こうやって、できるかもしれないところにいるのだから!

目に見えない花粉には負けないぞ!目に見える作品を飛ばしていきます!頑張ります!

それでは、又、風の吹く日に。

『風をあつめて、巻き起こす』は、次回4/1(金)更新予定です。お楽しみに!!