スマホを見る余裕がなくなる魅力的な台が登場間近!
『キン肉マン3』の新装初日となった3月7日、僕はいつものように夕方、ホールに到着しますが、当然のように24台の『キン肉マン3』に空き台はありません。
この時、いま程人気のなかった『ジャギの逆襲』が空いていて、オスイチでプレミアの突ジャギ予告のレインボージャギが出現! 漁夫の利を得たとほくそえんでいたら、この台の本当の闘いはここからで、ジャギがケンシロウ→トキ→ラオウの3人と闘って3人共倒せば、ようやく「ジャギバトル」へ突入です。
そう、ALL1500発&約81%継続という爆裂出玉に辿り着くには、なんと突破率約35%とめちゃくちゃ狭くなっている「神拳ROAD」が待ち構えていて、いちばんの厚い壁になっています。
通常の大当たり確率は199.8分の1なので、当てることは困難ではありませんが、この初打ちで6連続単発が続いてしまい、トータルで9千円もツっ込んでしまいました。こうして「ジャギバトル」に入れるのは容易じゃないことを、身をもって知りました。
しかし不幸中の幸い。このチョコチョコと100回転以内で続く単発当たりに要した時間のおかげで、『キン肉マン3』に空き台を発見できました。さっそく、オスイチ16回転(160回転の台に座って176回転目)で「邪悪の神ZONE」と「正義ブーストZONE」が激突して信頼度80%オーバー「宿敵ZONE」に突入です。結果、ラーメンマンが見事にプリズマンを破り、確変となる「超MUSCLE RUSH」に突入。92.5%継続は半端ではなく、31連チャンを達成しました!
そんな『キン肉マン3』ですが、連チャンや単発終了のあと「29(ニク)回転」はガチのチャンスゾーン(CZ)に入ります。ここで大当たりを引くとRUSH突入率がUPします。ここでの引き戻しも大きな味付けになっているのに、信じていない方も多く、即ヤメ0回転も珍しくありません。
新装4日目となる3月10日の夕方5時半過ぎのこと。ボクは大当り29回0回転ヤメの台に座ると、39回転目にオスイチ炸裂! 初日と同じパターンでRUSH突入すると、CZでの引き戻しをくり返して数珠32連チャンしたのです。『キン肉マン3』の浅い回転数狙いが功を奏しています。
『キン肉マン3』で好評を博すKYORAKUですが、ムダな煽りが続いたり、保留の紫色変化があまり熱くないことがバレバレになってしまっているのが課題。この秋に大幅な演出の見直しをした新台が登場するそうです。
余計な予告や演出を作る手間や、予算のムダ遣いを大幅にカットするのは、KYORAKUだけの緊急ミッションではありません。各社ともに、『P新世紀エヴァンゲリオン~未来への咆哮~』(Bisty)の大ヒットを参考に見直しを計っている最中です。
せっかくのテンコ盛りの演出も、スマホを片手にパチンコ台を見ない若者がスタンダードになりつつあり、メーカーも原点回帰で大幅な変更に走っています。新しいパチンコの形として、保留変化の煽りに特化しない魅力をエヴァ15が示唆してくれましたわけで、いろいろな保留を作っても「大当りしないとわかる保留の存在はいらない」という裁定を、パチンコファンはメーカーに下したのです。
エヴァ15の保留でホントに熱いのは、普通の保留なのにレバーがブルブル震える瞬間だということは、もう皆さんご存知ですね。そしてスマートハンドルのすき間からスーッと吹き出す“福音エアー”が、ホントに福を呼ぶことがわかり、さらに人気に火をつけました。
この先、すべてのパチンコ台が全部エヴァ15のようだと、それはそれでファンもさすがに困るでしょうから、そこできっと新たな切り口のヒット台が登場してくれることでしょう。
2022年春のトレンドは、時速7万2千発実現した『ジャギの逆襲』、そして『キン肉マン3』や『仮面ライダー 闇のライダーver.』などの高継続率台。そこにダンバインの生まれ変わりである『頭文字D』が加わり、あらたな歴史が作られようとしています。