刺激的だった“はじめての”リリースイベント

楽曲や歌詞に合わせて微妙な表情の変化を見せる、という点に関しては、8月10日にリリースした1st EP『Weather』にもリンクしてくる。

▲可愛らしい衣装に身を包む4人

「たしかに、例えば『曇りのときの気分』とか『雨のち晴れの気持ち』のように、どんどん変わっていく感情を伝える楽曲が多いんですよ」(青山菜花)

「6曲の中でもいろんな楽曲があって。皆さんには1曲1曲、じっくりと聴いてもらいたいし、ライブも見に来てもらいたいです。振りつけが加わることでイメージが変わる曲も多いし、これからライブで完成していく曲もあると思うので、皆さんと一緒に曲を育てていきたいです」(白浜あや)

本人たちも「小学生のときにはわからなかった歌詞も、中学生になった今なら、そういうことなんだ〜、とわかるようになった」と語るように、それぞれの楽曲に二人の感情がしっかりと落としこまれている。それをさらに完成させていく、というのだから、ライブで大化けする楽曲が飛び出す可能性は大、である。

この夏には『Weather』のリリースイベントが多数予定されているが、このリリイベも二人を大きく変える要素となった。本来であれば、ライブやコンサートよりも、まずはリリイベのステージからスタートするケースが多いのだが、コロナ禍により、彼女たちはリリイベを経験しないまま単独ライブやツアーへと歩を進めてしまった。それだけに6月に大阪でスタートした「はじめてのリリイベ」は刺激的だった、という。

「ショッピングモールにお買い物に行ったときにライブをやっているのを見たことがあって、それが自分たちでできるようになってうれしかった! ずっとやってみたかったんですよ。たまたまお買い物に来ただけの方に知ってもらうチャンスだし、ステージからお客さんを見たら、みんなお買い物袋を持っていて「あぁ、晩ご飯の食材かな? すごくおいしそうだなぁ〜」って思ったり、アハハハ! そういうのもライブにはない楽しさですよね」(白浜あや)

「びっくりしたのは、うしろにもお客さんがいる会場があったこと。360度、お客さんにぐるっと囲まれていて。いつもだったら、うしろを向いたときに「あぁ〜、緊張する〜」みたいな感じになっているのに、そこにもたくさんお客さんがいるから手を振ったりして(笑)。本当にいい経験になりました」(青山菜花)

リリース日の8月10日を皮切りに、首都圏を中心としたリリースイベントツアーがクライマックスを迎え、さまざまなフェスへの参戦も続々と決まっている。いきなり単独ライブはハードルが高い、と思っている方にとって、これはB.O.L.T初体験に恰好のタイミングかもしれない。日々、成長を続けている“あやなの”を目撃し、ここから追いかけていくにもちょうどいい、というか、今ならまだ間に合う!

「みなさーん、ぜひ間に合ってくださーい!」(あやなの)

▲日々成長するあやなのの“いま”から目が離せない!
【編集部より】
前編では“あやなの”こと白浜あやさんと青山菜花さんの急成長のヒミツをお届けしました。来週公開予定の後編では、内藤るなさんと高井千帆さんが登場! 二人が紡ぐ言葉とは? 見逃せない内容になること、間違いなしです!

【CD情報】
▲1st EP『Weather』ジャケット
定価:¥2,530 (税抜価格¥2,300)
品番:KICS-4072
形態:CD 発売日:2022年8月10日(水)
[CD]
1. One Life (作詞・作曲・編曲:織田)
2. BY MY SIDE (作詞:haruka 作曲・編曲:Hold Out Hope)
3. New Day Rising (作詞・作曲・編曲:どついたるねん)
4. D.T.F.  (作詞:w-shun 作曲・編曲:KNOCK OUT MONKEY)
5. 夜を抜け出して (作詞・作曲:小林辰也 編曲:BACK LIFT)
6. 雨のち晴れ(BSテレ東ドラマ「ちょい釣りダンディ」エンディングテーマ) (作詞・作曲・編曲:開花俊介)