鳴り物入りで登場した機種が旋風を起こせなかった理由
『Pスーパー海物語 IN 沖縄5 夜桜超旋風』(SANYO)と、『P宇宙戦艦ヤマト2202 ONLY ONE』(Bisty)が、鳴り物入りでホールに登場しました。導入前、100%RUSH突入&約90%継続を誇る『夜桜超旋風』にすごく期待していたドンキホーテですが、思ったほどホールに入っていなくて、肩すかしを喰らったのですが、打ってみてホールが買わなかった理由がよくわかりました。
100%RUSH&約90%継続ということで、めちゃくちゃ連チャンに期待したのですが、思ったほど爆発していないのが現実です。一見、にぎやかに連チャンこそしているようですが、実際は15連チャンでようやく8千発レベルが大半で、20連~30連チャン=1万発以上のツボを狙わないと、出玉がついてきてくれません。
しかも2~5連チャンで300発から1000発クラスという出玉も多く、「これだったら定番の海シリーズで1500発が出るほうがマシ」という感じで、おなじみのコーナーへ戻る海ファンがほとんどのようです。100%突入という甘いワナに引っかかる人が続出で、これでは人気が出ないのも頷けます。
当然、MAX出玉の1000発に偏れば爆発させることができるのですが、そのハードルは高く、なんといっても通常の大当たり確率は約319分の1が厄介です。2022年のホールは、ミドルスペックだと3~4万発は当たり前で、5~6万発が出て初めて爆発台という空気になってしまっています。同じような出玉なら、199分の1のライトミドルでも良かったのでは、と思わせる結果です。
一方、一緒にホールデビューをした『P宇宙戦艦ヤマト2202 ONLY ONE』は、まさにライトミドルで通常時の大当たり確率は約199分の1。毎日、3万発4万発の出玉を確認できているので、その出玉に釣られた若いスロットファンや、昔の大ヤマトファンを中心に大人気です。座れる『夜桜超旋風』と空かない『ヤマト』。これぞ新装対決のリアルな結果です。