遊び感覚で楽しめるパチンコこそユーザーから愛される
つい先日の8月19日の金曜日、夜8時過ぎのことです。ボクは『エヴァ15』も『Pサラリーマン金太郎』も『P真・怪獣王ゴジラ2』(ニューギン)も『PFからくりサーカス』(SANKYO)も『ぱちんこ GANTZ:3 LAST BATTLE』(OK!!)も『PF 機動戦士ガンダムユニコーン』(SANKYO)も満席の巨大ホールで、『Pスーパー海物語 IN 沖縄5 夜桜超旋風』(SANYO)に座りました。
そのホールに入って1台めは、とても大切です。隅々まで見て回ってボクが座ったのが、本日129回大当り&3万発出て297回転で空いている台です。台選びの基本中の基本、“出る台はトコトン出る”で迷わず座って、記録用にデータランプをパシャッとスマホで撮影していざ打ち出すと、ポロリ2回転めでした。
いきなり「桜ビスカスモード」で三日月の夜桜背景→左ラインに4図柄のサメがテンパイして、あっさり2匹めのサメで大当りしたかと思ったら、画面を覆うほどの桜ビスカスの花が4図柄を隠すと、1図柄のタコに昇格してSUPER LUCKYです。
この『夜桜超旋風』は、どんな図柄でも「超旋風RUSH」へ100%の突入率を誇り、90%継続の『大工の源さん超韋駄天』タイプに近い異色の海物語です。
登場前は、誰もが“夢の海”を予想したのですが、いざデビューすると、1500発のないおとなしめの出玉と、あっという間の確変と時短6回転で、海ファンは超ガッカリしてしまい、思った程ブレイクしなかったのです。ホールも「予想どおり」と言わんばかりに、導入台数も少なめで、寂しい『夜桜超旋風』なのです。
この日の「超旋風RUSH」は台まかせで、右打ちしっぱなしで、なんと31連チャン1万6千発を26分で吐き出しました! ただ、この台任せ感こそが、イマイチな後味を与えてしまうハイスピード高継続パチンコの弱点とも言えるでしょう。大ヒットしている『エヴァ15』も『P Re:ゼロから始める異世界生活』も『ユニコーン』も、じっくりと連チャンを楽しめる時間をプレゼントしてくれるものです。
この連載で重ねてお話しした『エヴァ15』の163回ST中のデモ出しなど、自分なりの攻略法を駆使することも、大切なパチンコの醍醐味なのです。
「遊び感覚で楽しめるパチンコが圧倒的に人気を獲得する」。この事実こそが、パチンコファンの心情を表しているのです。パチンコファンは、ハイテクになっていくパチンコ台でも求めるものは、出玉だけでなく、「いかに楽しく打てたか」を大切にするものだとドンキホーテは思っています。負けてガッカリすることはあっても、またホールへ行きたいという気持ちは、メーカーには大切にしていただきたいものです。
戦前からある大衆娯楽のパチンコですが、戦後77年めの2022年に大きく変わろうとしています。出玉もかつてないほど、ハネ上がってきます。これから、10万発も余裕で出ちゃう台が出てくるので、リミッターの9万5千発で電源OFFになっちゃう台や、今はまだ言えませんが、30年前に先を争って朝ホールに並んだ、あの機能もOKになります。そうです、まだまだパチンコの新時代は序の口だと言っておきましょう。
短いあいだでしたが、『負けないパチンコ学 令和編』をご覧いただきありがとうございました。ドンキホーテはスマホサイト『谷村ひとしパチンコランド』で毎日、最新の記事を配信していますので、いつでも気軽に会いに来てください。それでは、またお会いしましょう。本当にありがとうございました。