FAから戦力外まで…目玉選手の獲得へ
今シーズンは、例年以上にFAを行使しそうな選手が多い。
特に、森友哉や西川龍馬あたりを獲得できるかが注目だ。森友哉に関しては、大城卓三や小林誠司がいるから不要との声が多いなか、この2選手と比較をしても力は雲泥の差があると見ている。
森は、外角の難しい球やタイミングを外された球も合わせて、レフト前に持っていくのがうまいため、打率を残すことができる。2019年のように、コンディションが良ければタイミングをずらされても、本塁打を含む長打を反対方向に生み出せるタイプであることから、捕手ながらも異次元な打撃センスの持ち主である。
卓越したバットコントロールはもちろんのこと、守備も年々よくなっている。3人体制で運用ができれば、高いパフォーマンスを発揮できるのではないだろうか。
力と力のぶつかり合い。福岡ソフトバンク(@HAWKS_official)・甲斐野投手vs埼玉西武 (@lions_official)・森選手。 #sbhawks #seibulions pic.twitter.com/bUDKdfxpjd
— パ・リーグ.com / パーソル パ・リーグTV【公式】 (@PacificleagueTV) July 8, 2019
西川に関しては、同一リーグからの獲得ではあるが、こちらも高いバットコントロールを誇る。外野手としてみても、丸の高齢化や浅野を獲得したあとまでの時間を考えても、必要な選手だ。
パ・リーグでは、秋吉亮がソフトバンクから構想外になった。近年は怪我などの影響で思うような成績を残せずにいた。しかし、今シーズンは途中で加入したこともあり、準備期間が少なすぎた面もあっただろう。年俸などのコストを考えても、復活をすればかなり儲けものになるため、獲得に動いて欲しい。
巨人はこれまで華やかな移籍選手だけではなく、キャリアの下り坂ながらも巨人に入団してから復活を遂げ、チームを優勝に導く一角となる選手も多い。中継ぎで言えば、大竹寛や青木高広、高木康成といったあたりは、巨人在籍時のキャリア終盤で復活した例だろう。
巨人はFAを利用しての移籍数が他球団よりもはるかに多く、野手なら落合博満や清原和博、広沢克己、江藤智といった球界を代表するスラッガーを、投手なら工藤公康や豊田清、杉内俊哉、山口俊といった球界屈指のエースやクローザーを補強してきた。
ストーブリーグでも巨人は、ファンもアンチも含めて球界を盛り上げる存在と言える。個人的には、これからもなりふり構わない動きで、野球界を沸かせてほしいと願っている。