どこまでやれば十分? セキュリティ対策

私の知り合いにホワイトハッカーがいます。ホワイトハッカーというのは、どういう存在かというと、ハッキングをする人です。

ハッカー=悪人とイメージする方が多いかと思いますが、そうではなく、先ほどのようなセキュリティの穴を探し出して「ここに穴があるから対応をしたほうがいいですよ」などとコメントしてくれます。つまり、見回りをして「犯罪が多いようですから、皆さんのお宅も気をつけてくださいね」と注意喚起をしてくれる、サイバー上の警察官みたいな人です。

その人曰く、日本のデジタル環境であれば、どこでも入りこめる自信があるとのこと。言い換えてしまえば、セキュリティ対策がされていても、会社や自宅などのさまざまなところに入り込まれる可能性があるということです。

リアルの対策にも同じことが言えます。自宅の玄関に「鍵をかけているから大丈夫」だけではなく、プラスアルファのセキュリティ対策が今後、必要になるかもしれません。例えばセコムのような、警備会社のセンサーデバイスを自宅につけるのも一つの対策かもしれませんし、玄関に監視カメラをつけておくのもいいかもしれません。

「そこまでやる必要があるのか」と思われるかもしれませんが、サイバーセキュリティの世界では、対策を厳重にするにこしたことはないのです。

▲サイバーセキュリティに「やりすぎ」はない! イメージ:metamorworks / PIXTA

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