1月23日(月)発売のアップトゥボーイvol.323の表紙巻頭を務めるのは、乃木坂46・遠藤さくら。彼女に「アップトゥボーイ」の表紙を飾っていただくのは複数人での表紙も含めるとこれが6度目、単独表紙としても5度目となります。

今号は海の見える街にある、西洋アンティークが並ぶ古めかしい洋館にて撮影。令和の今より少し前の世界観、小説の書き出しが始まりそうな……抒情感あふれる写真が満載のグラビアに仕上がりました。注目してほしいのは、表情の豊かさ。撮影時に小説のストーリーのようにと、本人に設定や雰囲気を説明しながら撮影したのですが、グラビアの物語の主人公になりきって、初めて見るようなたくさんの顔を見せてくれました。

 

ここでは、特別に誌面カットとインタビュー抜粋を掲載いたします。

※本記事は『アップトゥボーイ 2023年3月号』(ワニブックス:刊)より、一部を抜粋編集したものです。

敬愛してやまない、あの先輩のことを語る

遠藤さくら インタビュー抜粋

――最愛の先輩の卒業が迫っていますね。(※インタビューは昨年12月収録)

遠藤「(齋藤)飛鳥さんは尊敬とか憧れとか、もうそういう感覚を飛び越えてしまっていて大切な存在になってしまっているから、今年飛鳥さんがいない場所で自分がどんな風に過ごすのか想像ができなくて」

――卒業はしてしまいますが、『ここにはないもの』のMVのように遠くに行ってしまうわけではないですから。

遠藤「うーん、どうなんでしょう……。こんな2人だから、もともとマメに連絡を取り合うような感じではなかったんですよ。でも同じグループにいたから顔を合わせる機会も多くて、その延長線上で私の家に遊びに来てくれたりして。とりとめのない話をして、私が“出前を取ったことがないんです”って言ったら“じゃあ今日一緒に頼んでみよう”って言ってくださって、一緒にお家でお食事したり……そういうなんでもない思い出1つ1つが、かけがえのないものとして胸に残っています」

――あの飛鳥ちゃんがメンバーの家に遊びに行く。そのエピソードだけ取っても、飛鳥ちゃんにとっても、さくちゃんが大切な存在と認めている証拠だと思います。

遠藤「本当にいなくなったら困る人なんです、飛鳥さん……」

――さくちゃんから連絡してみたら?

遠藤「えー! “もういいよ。1人でなんとかして!”とか突き放されそうで……」

プリンセスLica、1年ぶりの再降臨

同じく乃木坂46より、佐藤璃果が登場。前回(Vol.311)企画したプリンセスLicaグラビアが読者の皆さんに大好評だったため、今回もお姫様として登場していただきました。今回はなんと、運命のいたずらにより、姫が令和の現在へとタイムスリップしてしまったところからグラビアがスタート。令和に舞台が変わっても、プリンセスらしい、ふわふわした雰囲気が印象的なグラビアに仕上がりました。またインタビューでは一転、アンダーメンバーとしての想い、意気込みをしっかりとした口調で語ってくれました。

 

佐藤璃果 インタビュー抜粋

――今回のようなロングインタビューでは、選抜についてのお話も触れておきたいのですが、昨年11月8日のブログについてお聞きしていいですか。

佐藤「あの日のブログは……なんだか恥ずかしいです……。(中略)私は人を感動させたり、心を動かすことはできづらい人間だとずっと思っていました。表現者としては、どこか物足りない人なんじゃないかって。でも、あのブログがアップされたあとの反響は、自分が想像していた以上にすごくて。(中略)意図しない方向に伝わってしまっているなと思うこともあって、それは自分の言葉足らずなところが原因だと思うから、仕方のないことだとは思うんですけど……」

――足らなかった言葉を埋める作業をここでしてもらえませんか。

佐藤「はい。私は今活動中の31stシングルでアンダーメンバーとして活動しています。“選抜から落ちて残念だったね”って言葉をかけてくださる方がいらっしゃるんですけど、私はどこにも落ちていません。アンダーは落ちる場所ではないんです」

――たしかに、ついそう言ってしまう気持ちは理解できますけど、“選抜落ち”は違うんですね。

佐藤「私は、今いるアンダーという場所に誇りを持っています。そのうえで、“選抜”という目標にしている景色を、応援してくださる皆さんといつか一緒に見たいと思っています」

5期生より岡本姫奈が弊誌初登場

そして5期生の岡本姫奈が本誌初登場。グラビアのテーマは彼女自身“いつかやってみたかったんです!”と目を輝かせて喜んでくれた、バレエダンスをメインに据えた企画。彼女ならではのしなやかな動きを切り取った美しさ、そして本人史上最高を更新したこと間違いないであろう、全体の仕上がりの素晴らしさもお見逃しなく!

 

岡本姫奈 インタビュー抜粋

――姫奈ちゃんにとって、バレエをやっていた12年間に引けを取らないぐらい、'22年の1年間も大切な期間になったのかもしれませんね。

岡本「本当に充実していたと思います。(中略)去年の春から『新・乃木坂スター誕生!』が始まって。歌は腹筋から始まって基礎中の基礎から練習しました。私、バレエをやっていたときからずっと感じていることがあって、よく“努力は嘘をつかない、報われる”って言ったりするじゃないですか。私、バレエではそれなりに努力したつもりですけど、報われたな~って思ったことはないです」

――他人から見たら、バレエですごい結果を出していた姫奈ちゃんからそういう言葉が出るとは……。

岡本「誤解してほしくないのは、決して努力を否定するつもりはないということです。バレエをやっていたときも、乃木坂46に加入してからも自分なりに努力はすごくしたと思います。でも、それは報われるためにではなく、自信をつけるためなんです」

――“努力をしたら自信がつく”、と。

岡本「そうなんです。研修生としての活動がスタートした頃、人前では緊張で声が震えてうまく歌えませんでした。だから人の何倍も練習するしかないと思いました。バレエのときもそうでした。自分で納得いくまで練習して詰められたときほど、不思議と本番も平常心でうまくいきました。先月、『新・乃木坂スター誕生!』のライブが東京と神戸であったんですが、歌の先生に“11人の中でいちばん変わったよ。コツコツやってきたもんね”って言ってもらって本当にうれしかったし、自分が進んできた道は間違ってなかったんだなって改めて思いました」

『アップトゥボーイ』vol.323は全国の書店、amazonなどネット書店で好評発売中!


【雑誌概要】
『アップトゥボーイ Vol. 323』(2023年3月号)
発売日:2023年1月23日
定価:1,300円(税込み)
判型:A4判・96ページ
付録:B3サイズ両面ポスター1種
発売:ワニブックス