ホールへ進出の準備はもう整っている!

夜の部、ちょっと早めに会場に着くと、たくさんのファンが投票をしているところだった。みんなで話し合っている光景は見られず、それぞれが頭を捻って投票用紙に書きこんでいる。この時点で頭の中はAMEFURASSHI一色になっているわけで、最高のウォーミングアップになっている。

会場に来なければ楽しめないものを提供してくれるのは、観客にとってもありがたい話だ。

こういうクイズ形式の企画が成立するということは、毎回、セットリストがチェンジすることを意味する。

通常、ツアーというものは、同一のプログラムで全国を回るものなのだが、そこにひと手間もふた手間も加えて、新たなエンターテインメントをお届けしているわけで、それは満足度も高くなる。

2曲目のイントロが流れた瞬間、予想が外れた観客から大きなため息が漏れたが、それだけ集中してステージに没頭していたということだ(残念ながら夜の部も正解者はゼロ。ガチすぎる!)。

前述したように夜の部はチケットがソールドアウトしていたのだが、その入りがまさにパンパンで、2階席で準備をしていたカメラマンがフロアを眺めながら「これ、ライブが始まったら移動できないかも」と悩んでしまうレベルのギュウギュウ詰め状態だった。

こうなると、いやでも館内の熱気は高くなる。個人的には昼の部のように「平日の真っ昼間だけど、なんとか都合をつけて集まりました」という背徳感漂う空気も嫌いではないけど、やはり金曜夜の高揚感は格別すぎる。

メンバーも途中から楽しみすぎているのがわかった。前半はAME6対象なので、次になにを歌うのかはシークレットだが、逆に後半はイントロの前に客席のリアクションを煽るコーナーが挟まり、次になにが来るのかわかる構成になっている。

その部分や間奏を使って、バカ爆走モードが全開! いきなりメンバーの背中を使っての馬跳びがはじまったかと思えば、全力二重跳びを競いあったり、というカオスっぷり。

▲馬跳びをする愛来

とはいえ、あくまでもお遊びなので、みんな早々に切り上げるのだが、なにを思ったのか、市川優月の二重跳びが止まらない。次の曲に影響が出ても困るからメンバーも止めるが、それでも止めない。

これ、うまいこと写真に収められないかな、と思ったが、カメラマンはちょうどステージの反対側。移動が難しい超満員状態であることを考えると、絶対に間に合わない……と思っていたのだが、カメラマンが到達するまで、彼女はノンストップで跳び続けたのだ! 

▲全力で縄跳びをし続けた市川優月

まったく意味はないし、本筋には関係のない話でもあるのだが、そんなおかしなことが起きてしまうような熱狂の磁場が超満員のライブハウスに発生していた、という事実だけは記録しておきたい。

最後の挨拶ではソールドアウトの御礼、楽しかった時間への感謝に続き、メンバーは口々に「もっと大きな会場でやりたい!」と本音を漏らした。ホールへの進出、そしてホールツアーへ……もう彼女たちにはいつでもできる準備が整っている。

5月にはミニアルバムの発売が決定。それにあわせて3月31日からはリリースイベントもスタートする。11月には結成5周年を迎えるAMEFURASSHIの足どりを、ぜひ春から追いかけてみていただきたい。

▲5月16日にミニアルバム「Coffee」の発売が決定!

【NEW MINI ALUBUM 情報】
ミニアルバム「Coffee」
【発売日】5月16日(火)

「グラデーション」「Love is love」「Fly Out」「Batabata Morning」ほか収録。
豪華版には、12月18日「W-FES」AMEFURASSHIライブ映像BD収録。

■リリースイベント開催
3月31日(金) 19:00 タワーレコード渋谷店9F
4月16日(日) 12:00/15:00 ヴィレッジヴァンガード+PLUSイオンレイクタウン店
4月22日(土) 12:00/15:30 タワーレコード渋谷店B1F CUTUP STUDIO
4月23日(日) 13:00/16:00 お台場某所
4月29日(土) 12:00/14:30 豊洲某所
※詳細は決定次第、公式サイトなどでお知らせいたします。