今では、ベテランの域に差し掛かっている1988年世代。昨シーズンは多くの選手が成績を落とし、WBCに選ばれた選手はまさかの0人だった。

しかし、今シーズンは宮崎敏郎(DeNA)や秋山翔吾(広島)、柳田悠岐(ソフトバンク)がリーグでトップクラスの活躍を見せている。

また、歴代最高遊撃手と言われている坂本勇人(巨人)も、昨シーズンはキャリアワーストの成績に終わり、今年もオープン戦から開幕直後まで状態が不安視されていた。しかし、ここにきて復活の兆しを見せている。

これまで多くのタイトルを獲得し、プロ野球を引っ張っている1988年世代の選手を振り返っていきたい。

セ・リーグ打率TOP2の宮崎敏郎と秋山翔吾

現在、セ・リーグの首位打者争いは、宮崎敏郎(DeNA)と秋山翔吾(広島)の2人で競っている。

トップを走るのは宮崎だ。キャリアハイを狙える成績を残しており、5月に入っても打率4割台をキープ。チームも首位を走っているが、佐野恵太や牧秀悟がなかなか調子が上がらないなかで、宮崎が中軸として打線を引っ張っている。

5月8日時点での球種別成績を見ると、ストレートと変化球に対して、両球種ともに打率4割以上を記録しており、まんべんなく打てている状態だ。

また、今シーズンは長打力も兼ね備えていることから、例年とはまた別の怖さがある打者になっている。

この宮崎と首位打者争いをしているのが秋山だ。

昨シーズン、メジャーリーグからNPBに復帰した秋山は、全盛期を彷彿させるような打撃でチームの勝利に貢献している。

特に、4月30日の巨人戦のホームランは、バックスクリーン左の深い場所に飛びこむ一発だった。

さらに、安打数は両リーグトップを記録しており、28試合終了時点で42安打は脅威のペースである。(5月8日時点)

3番で起用するとパフォーマンスが落ちることが懸念材料だったが、今シーズンは苦手意識を克服している。

メジャーリーグでは、長打力不足を露呈して苦しんだが、今シーズンの長打率は5割を超える成績を残す。これは、20本塁打以上を記録した2017・2018年や、200安打を達成した2015年と同じ水準だ。

プロ野球では自身の2015年以来、セ・リーグでは2010年のマット・マートン以来の200安打達成にも注目していきたい。