今では、ベテランの域に差し掛かっている1988年世代。昨シーズンは多くの選手が成績を落とし、WBCに選ばれた選手はまさかの0人だった。
しかし、今シーズンは宮崎敏郎(DeNA)や秋山翔吾(広島)、柳田悠岐(ソフトバンク)がリーグでトップクラスの活躍を見せている。
また、歴代最高遊撃手と言われている坂本勇人(巨人)も、昨シーズンはキャリアワーストの成績に終わり、今年もオープン戦から開幕直後まで状態が不安視されていた。しかし、ここにきて復活の兆しを見せている。
これまで多くのタイトルを獲得し、プロ野球を引っ張っている1988年世代の選手を振り返っていきたい。
セ・リーグ打率TOP2の宮崎敏郎と秋山翔吾
現在、セ・リーグの首位打者争いは、宮崎敏郎(DeNA)と秋山翔吾(広島)の2人で競っている。
トップを走るのは宮崎だ。キャリアハイを狙える成績を残しており、5月に入っても打率4割台をキープ。チームも首位を走っているが、佐野恵太や牧秀悟がなかなか調子が上がらないなかで、宮崎が中軸として打線を引っ張っている。
5月8日時点での球種別成績を見ると、ストレートと変化球に対して、両球種ともに打率4割以上を記録しており、まんべんなく打てている状態だ。
また、今シーズンは長打力も兼ね備えていることから、例年とはまた別の怖さがある打者になっている。
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— DAZN Japan (@DAZN_JPN) March 31, 2023
スタメンでなくとも
頼りになるのはやっぱり宮崎‼
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宮﨑 敏郎が二打席連続のタイムリー
試合終盤に阪神に迫る貴重な2点
⚾#プロ野球(2023/3/31)
🆚阪神×DeNA
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この宮崎と首位打者争いをしているのが秋山だ。
昨シーズン、メジャーリーグからNPBに復帰した秋山は、全盛期を彷彿させるような打撃でチームの勝利に貢献している。
特に、4月30日の巨人戦のホームランは、バックスクリーン左の深い場所に飛びこむ一発だった。
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— DAZN Japan (@DAZN_JPN) April 30, 2023
センターに伸びた秋山翔吾の打球
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4割打者がホームランでさらに打率アップ
⚾#プロ野球(2023/4/30)
🆚巨人×広島
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さらに、安打数は両リーグトップを記録しており、28試合終了時点で42安打は脅威のペースである。(5月8日時点)
3番で起用するとパフォーマンスが落ちることが懸念材料だったが、今シーズンは苦手意識を克服している。
メジャーリーグでは、長打力不足を露呈して苦しんだが、今シーズンの長打率は5割を超える成績を残す。これは、20本塁打以上を記録した2017・2018年や、200安打を達成した2015年と同じ水準だ。
プロ野球では自身の2015年以来、セ・リーグでは2010年のマット・マートン以来の200安打達成にも注目していきたい。