完璧主義にならず気楽さをもつことが大切
「行動を始発したからには、最後まで行動を完了させなければならない」という完璧主義な発想をしてしまうと、時間に余裕があって体調が良いときくらいしか行動を始発できなくなってしまいます。
途中までしか行動できないことに嫌悪を感じるため、行動の阻止が生じるからです。
そのため、行動を完了できる状況で作業をしたいと思うわけですが、時間に余裕があって体調が良いときなど、そう簡単に訪れるわけではありません。
今は余裕がないとか、体調が万全ではない、という理由を見つけては、先延ばしをしてしまうのです。
「時間に余裕がなくても、可能な範囲で少しでも作業ができればいい」
「体調が悪くても、少しぐらいならできる作業があるかもしれない」
そういった思考を持って、最後まで作業を完了できないとしても、行動を始発させるのが先延ばしを防ぐテクニックです。
つまり、行動の完了を標的行動にするのではなく、行動の始発を標的行動にするということです。