健康に暮らしている、それだけで幸せ
世帯を持ちながら働く女性の割合は年々上昇しています。特に子育て世代は上昇率が顕著です。
もし、仕事が忙しくて家事をする時間がないとしたら、仕事を部分的に外注してみたり、お金がかかるかもしれませんが、代行業者に家事を頼んだり、ベビーシッターに頼んでガス抜きをすることが大事です。
真面目な人ほど、全て自分でこなさなければいけないという足かせに苦しんでいる気がします。
大切なのはキャパオーバーしないこと。
お金と心の健康だったら、最終的にどちらが大事か考えましょう。すべてを両立はできない。どこでもどちらかから撤退する勇気が必要なのです。
想像してください。自分の身内や子どもが心のキャパオーバーで「死にたい」と言ったら、あなたはどう思うでしょうか。
きっと「生きていてくれればそれだけでいい」と思うのではないでしょうか。ということは、こんな自分でも誰かにそう思われているということなのです。
孫と祖母の関係を考えましょう。祖母は孫が産まれてきてくれただけで、健康に暮らしているだけで幸せに感じています。
「元気でいればいいよ」「偉くならなくてもいいよ」
祖母は、私がごはんをおかわりしたり、背が伸びたり、何をしても褒めてくれる、私の味方でした。たとえば、口やかましい親だって子どもに対して、最初は祖母と同じことを思っていたはずです。しかし次第に欲が出てしまい、「立派になってほしい」と思うようになるのです。
ときには電話で話したり、親と仲良く良好な関係を構築するのはいいかもしれません。あなたが生きていることを喜んでくれる人がいると知るだけで何かをあきらめる勇気をもらえるからです。生きているだけでいい。自分に無理してまで期待に応える必要がないことに気づいてください。
あきらめとは、人に対して過度な期待はしないことも意味します。当たり前の話ですが、すべてがあなたの思うようになるわけではないということを知ってください。