『だが、情熱はある』に本人役で出演

オードリー若林と南海キャンディーズ山里さんのドラマが始まるとネットで話題になっていた。

「たりないふたり」というライブが始まり、それに至るまでの2人のヒストリー……そんな番組だと聞いた。

ネットでは、若林役は誰なんだ? 山里役は誰なんだ? と騒がれていた。

その一方で、一部のコアなファンのあいだで予想が始まった。

「オードリーの師匠と言われるTAIGAの役は誰がやるんだ」

「TAIGA役は本人じゃないか」と言っている人もいたが、まさかそんなはずはないだろうと俺自身が思っていた。

だが、本当にオファーが来た。

「オファーがありました! TAIGAさん役で出ることになりそうです」

マネージャから送られてきたLINEの行間からも興奮が伝わってきた。役名こそドラコさんに変わっていたが、あれはまさに俺がモデルの役だった。

若林役は髙橋海人君、春日役に戸塚純貴君、山里さん役は森本慎太郎君という、今をときめくジャニーズや俳優のなかに、まさかの本人役。

第1話から見たが、3人ともメチャクチャ演技がうまいし、なにより3人の特徴をよく捉えていた。髙橋海人君の演技を最初に見たときは、若林がアテレコでセリフを吹き込んでいるのかと思うほど、とにかく似ていた。

俺は第3話からの登場だったが、実際に髙橋海人君と会って話してみると、意外と素の喋り方も若林っぽかった。でも演技になると、段違いに似るということは、若林っぽく喋る演技をしていたのだろう。2人ともオードリーのVTRやネタなどを繰り返し見て、2人の話し方や仕草を研究したと言っていた。

圧巻だったのは、2008年M-1の敗者決勝での漫才シーンだ。

役者さんがどれだけ芸達者で演技がうまかろうが、芸人の漫才を完コピするのはかなり難しいと思う。棒読みの漫才になってしまうと面白くならないし、間で笑いを取るのは芸人としてもキャリアがないと難しい。

だが、2人はちゃんとした漫才師の間で再現していた。どれだけの練習を積んだのだろう、素直にすごいと思った。