こだわりが詰まった約90種類のメニュー
翌朝。お待ちかねのビュッフェを求め、朝食会場であるロイヤルホストに到着。夕食でも見ていたが、いつものロイヤルホストとは違った姿がお目見えした。す、すごい種類の食事が並んでいる! 実際のところ、飲み物を入れると約90種ものメニューが揃っているのだそう。商品開発の方の「本気」を感じた。
和・洋を中心に展開されているが、ここの朝食ビュッフェでは、上海焼きそば、中華まん、胡麻団子などの中華料理も用意されている。これは中華街がある横浜ならではの、ご当地メニューとのこと。
ロイヤルホストの朝食ビュッフェが食べられるリッチモンドホテルは、ほかに仙台と天神にあり、仙台では牛タンカレー、天神ではとり天が食べられるのだそう。観光の余裕のないビジネス利用の宿泊者でも、その土地の名物が気軽に味わえることができるのだ。
そして、ロイヤルホストの人気定番商品でもあるパンケーキが、いくつでも食べられるなんて…! 「ロイヤルホストのパンケーキを飽きるまで食べる」ことを、ずっと夢見てきた私にとっては信じられない事態である。
グランドメニューより少し小さなサイズで作ってあるため、量を調節したり、ビュッフェにあるフルーツやジャムなどを自由に組み合わせて楽しめるのもありがたい。ほかにもロイヤル自社製のジャワカレーなど、ロイヤルホストファン大歓喜の味が勢揃い。これは喜びを隠せない…!
ホスピタリティの高さは一流
いつもビュッフェに行くと、なんとなく取ってしまうサラダ。「べジファースト」が健康に良いという理由で一番最初に口に入れる。え⁉ と驚くほど、どの野菜もシャキシャキ。こんなに歯ごたえよく美味しく食べられたのは初めてかもしれない…!
野菜は冷たい電解水に浸すことで野菜を蘇生させ、かつ 従業員の肌荒れのリスクを避けることができるのだそう。美味しいうえに従業員の健康面まで考慮しているのだ。
ジャワカレーは安定のコク、上海焼きそばもしっかり中華街の名店のように本格的な味。限定メニューも定番メニューもぬかりなくクオリティが高い。
お待ちかねのパンケーキ! せっかくならグランドメニューではできない食べ方をしてみたい…! ということでチェダーチーズとバターを挟んでいただいた。通常のメイプルシロップ+ホイップマーガリンの食べ方とは違い、チーズのしょっぱさが加わることで、サンドイッチのような「主食」としての美味しさがある。こういうオリジナルの食べ方が追及できるのもビュッフェならでは、だ。
ホットコーヒーは、蓋つきの紙コップに入れて飲むことができ、飲み切れない分は持ち帰ることもできる。会場を出ても食後の一息を楽しめる工夫もうれしい。
また、リッチモンドホテル横浜駅前では、朝食を食べそびれた場合、チェックアウト時にフルーツケーキ・紫芋ラングドシャ・スタンダードコーヒー・ドリップバッグいずれかとの交換も可能だ。
また、朝食券は2000円分の金券としてランチやディナータイムで利用することもできるという。宿泊者の利用シーンに合わせてサービスを提供してくれているおかげで、楽しみ方も無限大だ。
ビジネス利用の方が多いイメージのホテルだが、朝からロイヤルホストのビュッフェを楽しむことができ、宿泊者が喜ぶさまざまなサービスが充実しているので、少しの休息の時間であっても快適に過ごすことができる。
ビジネス利用のみならず「ホカンス」などのちょっとした息抜きや家族や友人、カップルでの旅行、どのシーンでも楽しめそうだ。また泊まりたいと思えるお宿だった。
今回の取材を通じて、企業の挑戦する姿勢に感銘を受けた。今後も業界が全力投球する「ビジホの朝食」をいろいろと取り上げていきたい。