2020年までHello! ProjectのグループJuice=Juiceのメンバーとして活躍し、卒業後は歌手・アーティストとして活動している宮本佳林。現在、3rdシングル『バンビーナ・バンビーノ / Lonely Bus』が発売中のほか、自身最大規模の『宮本佳林 LIVE 2023秋〜Hello! Brand new me〜』が開催中。

ソロ活動スタートから3周年を迎えた彼女に、グループを卒業してから生まれた意識の変化、楽曲制作やツアーへのこだわりについて話を聞いた。

 

感情のまま思いっきり歌いました!

――Juice=Juiceを卒業してソロ活動をスタートし、12月10日に3周年を迎えました。

宮本 グループ卒業の直前にコロナ禍になってしまい、ソロでの活動を始めてからも、卒業を決めた頃に思い描いていたような活動ができないもどかしさがずっとあったんですけど、今年はフェスにも参加させていただき、ライブも声出しができるようになって、楽しいソロ活動になってきたと感じる3年目でした。

――ソロになったことで変化を感じる部分はありますか?

宮本 Juice=Juiceとして活動していた頃は、歌担当、ダンス担当、ビジュアル担当みたいに、メンバーそれぞれの得意分野があって、それでグループ全体のバランスが取れていればよかったんですけど、ソロになったら一人で全分野のバランスが取れていなければいけなくて。グラフにしたときに綺麗な五角形になるようなイメージというか。今日みたいな取材でのトーク力もそうですし、パフォーマンス以外の部分も満遍なく伸ばしていきたいと思うようになりました。

――意識することが増えた、と。逆にグループ在籍時から変わらないことは?

宮本 私はシンガーソングライターではなく、作られた楽曲をいただいて活動しているので、パフォーマンスするうえでの“曲の主人公になりきる”っていう意識はずっと変わらないですね。

 

――発売中の3rdシングルについて伺えたらと思います。『バンビーナ・バンビーノ』は、すごく気持ちが盛り上がる楽曲ですよね。

宮本 はい! とにかく熱くて、サウンドは乗りやすく振り付けもキャッチーでマネしやすいし、歌詞の“Na na na~”の部分は口ずさみやすいので、たくさんの人に楽しんで聴いていただけると思います。これまで私は悲しげな楽曲が似合うと言っていただくことが多かったので、ファンの方は“こういう楽曲も歌うんだ”と思ったんじゃないでしょうか。

――この楽曲をもらったとき、どのような印象を受けましたか?

宮本 自分に似合うのか、最初は少し心配でした。他のアーティストさんが『バンビーナ・バンビーノ』を歌う様子をパッと想像してしまって……私はそれを超えられるのかなと思っちゃったんです。でも、歌っていくうちに自分らしさを感じられるようになって、今は第一印象とは違ったイメージを持ってます。

――自分らしさを感じられるように工夫されたことはあったんでしょうか。

宮本 これまでは、楽曲のなかにある感情をきちんと理解して歌うことを意識してたんですけど、先日、つんく♂さんが「若い子に大人っぽすぎて理解ができないような楽曲を歌わせるのは、必死な姿がいちばん伝わるからだ」とおっしゃっていて……“私が意識していたことって違ったのかも“と気づいて、いろいろ考えたうえで、今回は逆に何も考えないでいこうと決めました。私は歌い方の癖が強いんですが、その部分も隠さず感情のまま思いっきり歌うようにしてレコーディングに臨んだんです。

――宮本さんにとっては新しい表現方法で臨んだ楽曲だったんですね。キャッチーな振り付けについても教えていただけますか。

宮本 タイトルにある“バンビーナ”が女の子で、“バンビーノ”は男の子っていう意味なので、女の子を表す小指と、男の子を表す親指を使った振り付けを作っていただきました。サビの部分の振りなので、皆さん、ぜひマネして踊ってみてください!