HELLO!風の時代に舞い降りました。風の時代の風雲児。風野又二朗です。

東京が、1日だけとっても暖かい日がありまして。2月なのに、半袖の人もいたのでびっくりしました。

それを合図にか、同時に花粉もやってきまして。多分スギですかね、温かな風と一緒に飛んできまして。1年間忘れていた花粉の存在を思い出し始めました。

そうだ。あいつ、こんな感じだったなってね。昔別れた、恋人を思い出してしまうかのようなさ。

あいつとうまく折り合いがつかなかったのには、理由があったよなってね、思い出してしまったりもするんですけど。

皆さんどうですか?元気にやっておりますでしょうか。

このコラムを書いている時。そう、冒頭にも書きましたが東京は20度を越える気温で、とても気持ちが良かったです。

こうなってくると、いつ冬のダウンをしまうか考える時期なんですけども。カゼノ〜の皆さんは、冬のアウターは何着ぐらい持っていますか?

風野は、だいたい10着ぐらいでしょうか。

そして、1つの冬で着回しているのが、5着ぐらいなので。5着ぐらいは着ていません。この冬は着なかったけど、来年は着たいなって思っているんですけどね。

そうやって、4.5年着てないアウターがあるんですよ。どうせ着ないなら、古着屋さんで売っちゃおうかなって思っているんですけど、冬の終わり、春って売れないんですよね。

需要がないですから。売るなら、冬がやってくる直前に売るべきなんですけど。今年は着るかもな!という思いが生まれて毎年越冬してしまいます。

そんなこんなで、今年も10着のアウターを眺めて、君たち、嵩張るねぇ。幅を取るよねぇ。なんて言いながら、春を迎えたいと思います。

因みにこのコラムを書いている途中で、明日から真冬の気温に逆戻りです。とニュースでやっていました。来年は着ないかもしれないアウターを、最後の思い出として着ちゃおうかなと思っています。

▲風をあつめて、巻き起こす

さて。最近も、風野又二朗。様々な作品を作っているんですけども。

ずっと、昔から思っていたことがあって。

【どこまで手伝って良いのか問題】

というのがあるんですよ。

撮影現場って、だいたいスタッフが5.60人ぐらいですかね。いるんですけども。撮影部、照明部、録音部。美術部、演出部、などなど。

もっと多い時もありますし。少ない時もあります。これは、作品によるんですけど。

風野の現場は、15人ぐらいの時がしばしばあります。よく言えば少数精鋭なんですけどね。

先日、とっても足場の悪い山道で2日間の撮影がありました。かなり急勾配のある山道もあって、荷物を運ぶのも本当に苦労するような状態だったんですよ。

そこでね、当然、プロデューサーでありながら、優しくて、逞しい風野又二朗。誰よりも率先して、現場移動の際、色んな人の荷物を運ぶんですけどもね。

そこで、撮影部とか、照明部とか、機材があるんですけど。これ、どれを触っていいのか問題が発生するんですよ。精密機械もありますから。

必ず、どの機材なら持って行ってもいいか聞いてから運ぶんですけどね。

海外では、絶対に他人の仕事の領域に手を出してはいけない。という、現場で暗黙のルールがあるところもあるらしくて。

それを聞いてから、いつも逡巡するんですね。これ、手伝っても良いのかなって。

手伝うことによって、その人の何かに踏み込んじゃっていないかとか。手伝ってしまった事で、その人が上司に何か言われないか、とか。

でもですね。これは自分の作品で、自分がお呼びしたスタッフ達ですから。

責任 is 私、というかですね。やはり、できるお手伝いは全てしたいというか。そうは思って最後は手伝いました。

【どこまで手伝って良いのか問題】

これは、どの職種でもある事だと思います。職業だけではなく、実生活でもあるのかな。

昨今、どんどん人との距離感が難しくなっていって、発言も行動も気をつけなきゃいけない事が増えてきました。

遠くない未来で、誰かに手伝ってもらうのが優しさの押し付けでしんどい。頼んでもないのに、手伝われるのは、『てつハラ』だ!なんて言われる時代が来るかもしれない。

ま!考えすぎたらさ!しょうがないからさ!その行動が、優しさから起因してるものならさ!やってみようと思います!!!

それでは、又、風の吹く日に。

『風をあつめて、巻き起こす』は、次回3月15日(金)更新予定です。お楽しみに!!