ご当地デザインのユニフォームは人気沸騰!

と言うわけで、2002年から各国のユニフォームに興味を持ち出した僕のハマったユニフォーム遍歴をお話ししましょう。

こんだけ書いてきましたが、2002年は超ナイキ派です。なぜならナイキのスコーピオンKOという、金網のなかでスター選手たちが3on3をするCMがかっこよかったから。

デザインはどの国も似たフォーマットではありましたが、そのフォーマット自体がめちゃくちゃかっこよかった。

その後、ハマるのは2006年プーマ。プーマは昇華プリントという、お腹に薄く同系色でその国の象徴を描くデザインのユニフォームで、個性が出ていて好きでした。

それ以前は、そんな個性あるユニフォーム、アステカ柄のメキシコくらい? メキシコはゴールキーパーのカンポスがキーパーユニフォームを自分でデザインしたり、昔もアディダスになった今も独特のデザインのイメージ。特にメキシコ98は今でも人気があるデザインです。

話を戻しまして、2006年のプーマはアフリカの国のサプライヤーを多く務めていたため、コートジボワールは象、トーゴは鷹、少し西に移動してイランはペルシャヒョウ、サウジアラビアはヤシ科のシュロの木……など個性があふれて楽しかったです。

そのなかでも、僕はネドベド擁するチェコが好きでした。悪魔? わかんないけどかっこいい。

▲2006年、背番号11番・ネドベドのチェコのユニフォーム 写真:本人提供

この昇華プリントのご当地デザインはおそらく人気があるようで、Jリーグでも多くのチームがやっています。

ちなみに、嫁のイチオシは横浜F・マリノスの記念ユニフォーム『みなとみらい』。僕のお気に入りは、マドリードの街並みを上から見た図をプリントしたアトレティコのサードユニ。

▲左からみなみみらい、首里城、マドリードの土地をデザインしたユニフォーム 写真:本人提供

この年は、バルセロナやインテル・ミラノなど、みんな本拠地の街並みをプリントしたサードユニフォームで、めちゃくちゃどこを買うか悩みました。……という感じの地理好き人間なので、清水エスパルスの地球儀、もちろん最高です。

また、フェイエノールトやヂエゴが王様をやっていたときのブレーメンのようなツートンカラーや、一時期、流行った同系色迷彩ユニフォームも好きでした。

浦和レッズがこれになったときは嬉々として買いましたよ。日本代表も迷彩やりましたけど、よーく見ると迷彩、くらいのほうが僕は好みです。

▲同色系ボーダー(アルゼンチン代表)と同色系迷彩(浦和レッズ) 写真:本人提供

そして、一生かっこいいのがフランス代表。なんでサプライヤーが変わっても、デザインが変わってもずっと世界一かっこいいんだ、というくらいクール。

ジダンのアディダスも、エンバペのナイキも全部オシャレ。90年代のやつは古着っぽく私服で着れるくらいのレトロかっこいいし、今の紺色っぽいものも私服で着られるんだから、さすがフランス。

……そうやって好きなユニフォーム遍歴を振り返っていて思い出したんですが、小学校のとき、豊島区選抜で着てたユニフォーム、胸エンブレムが『いけふくろう』(池袋駅の待ち合わせスポット。渋谷のハチ公と並び立つ俺たちの誇り)なの、ご当地感が出てて最高でした。

あのとき、すでに地元の誇りを背負って、他の地域と戦っていたのか……。

次回の『カカロニ・すがやの“熱”Football Watch!』は、4月8日(月)更新予定です。お楽しみに!!


プロフィール
 
カカロニ・すがや
1991年3月5日生まれ。O型。東京都出身。2016年、現在の相方である栗谷とカカロニを結成。グレープカンパニー所属のお笑いコンビとして活動中。趣味はサッカー(サッカー歴15年・ブラジル・ロシア・カタールW杯を現地観戦)、深夜ラジオ(元ハガキ職人)。特技はサッカーとくりぃむしちゅー上田さんの例えツッコミを暗記すること。Twitter:@sugayazinho instagram:sugayazinho